立ち上がるとふらっとしたり、目の前が真っ暗になって、最悪倒れてしまうことがあります。
立ちくらみと言われています。
立ちくらみの原因は
脳に十分な血液がいきとどかなくなりおこります。
起立性低血圧や脳貧血ともいわれる立ちくらみです。
座った姿勢や横になった状態をずっと続けていて、急に動くと下半身にたまった血液が上半身とくに頭にいかずに血圧が低下してしまうことで起こります。
健康な人は、急に動いても各神経が働いて血圧を安定させるように心拍数をふやすなど機能が働きますが、ストレスなどで体の機能が低下していると、血圧を安定させる働きがうまくいかず、立ちくらみがおこってしまいます。
若い人から高齢者までみられる症状です。
立ちくらみから最悪転倒してしまい、頭を打って二次被害をおこすこともあるので、とても怖いです。
立ちくらみは脳の病気のサインかも
脳内の血液不足や酸素不足でおこる立ちくらみですが、脳腫瘍や脳梗塞、脳血栓などの脳の病気が起因していることもあります。
病気が原因で血液不足や酸素不足になってしまって立ちくらみがおこります。
脳の病気が原因の場合は、立ちくらみの他に強い頭痛や吐き気、手足のしびれなど症状が一緒に現れることが多いので、気になるときは脳外科を受診したらいいと思います。
立ちくらみがおこったら
もし立ちくらみがおこったら、立ち上がろうとしていたら座って、起き上がろうとしていたら横になり、安静にしましょう。
そのときに頭を打たないように気をつけましょう。
動くと倒れてしまう危険があります。
目の前が真っ暗になって、自分が立っているのか座っているのかわからなくなってしまいます。
そうなると、どこで頭を打ってしまうか、また体のどこかをうってしまう可能性もあります。
頭を打つと脳内出血をおこしたり、体も内出血をおこしたり骨折をしたり、二次被害がでてしまいます。
立ちくらみがおこったら、脳に血液がいっていない場合もありますので、ひざを立てて横になりましょう。
膝をたてて寝ることで、足の血液が頭の方にながれます。
頭の位置は体より下の方にしましょう。
しばらく安静にしましょう。
受診の必要は
くらくらと目の前が真っ暗になり、吐き気や頭痛がなかなかおさまらない場合は、救急車を呼んで病院にかかるといいです。
脳障害の危険性があります。
また、安静にしていて回復したけど、まだちょっと違和感がのこる場合も病院を受診したほうがいいでしょう。
回復して、違和感もなくいつもどおりでしたら、受診の必要はないでしょうが、なにが違和感を感じたらすぐに受診しましょう。
まとめ
立ちくらみはいろんな原因でおこります。
中には重大な病気が隠れている場合もありますから、違和感を感じたら病院に受診をしたほうがいいですね。
また立ちくらみの症状が重い場合はすぐに病院にいきましょう。
立ちくらみがおきたら、とにかく安静にしましょう。