もしかして脳貧血?症状と対策

長時間座っていて、立ち上がると頭がくらくらしてたおれてしまう。
よく学校の全校集会で体育館や外のグラウンドで、校長先生の長話を聞いていたら、生徒が倒れた。
ってことありますよね。
それは脳貧血かもしれません。

脳貧血とは

普通の貧血とはちがいます。
普通の貧血は、血液中に含まれる赤血球のヘモグロビンの量が少なくなることでおこります。
脳貧血は赤血球に関係なく、血圧の変化でおこります。
立ちあがったときに急に血圧が下がる、起立性低血圧でおこるめまいや、脳循環不全を脳貧血と呼んだりすることもあります。

脳貧血の症状は

脳貧血になるとどんな症状が起こるのでしょうか。

・めまいがする
・たちくらみがする
・顔面蒼白になる
・冷や汗をかく
・手足が冷たくなる
・寒気がする
・脈が弱くなる
・失神する
・頭痛がする
・吐き気がする

急に立ち上がると血の気がさぁっと引いた感じがして、くらくらして目の前が真っ暗になります。
最悪失神してたおれてしまいます。
急に倒れた場合、コンクリートに頭を打ち付けるなど二次被害がおこるため、とても気をつけないといけません。
子供でも大人でもおこる症状ですので、ずっと立っていなければならないときに、顔色が悪く冷や汗をかいている人がいたら脳貧血の症状がでてますから、座ったり横になるなど声をかけましょう。

もしも脳貧血の症状がおこったら

脳貧血をおこしたら、まずは安静にしましょう。
立ち上がろうとしていたなら、座ったり横になったりしましょう。
また倒れてしまった人をみた場合は、頭を打ち付けていないか他に怪我をしていないか確認しましょう。
体を寝かせてひざを立てましょう。
足にたまった血液が頭にまわるように、頭の位置を低くしましょう。
体を締め付けているベルトをゆるめたり、服のボタンをはずすなどしましょう。
手足が冷たいときは、上着を着せるか毛布をかけるなどしてあたためましょう。

脳貧血にならないために

脳貧血にならないために、長時間座っているような固定した姿勢でいる状態から動く場合には、ゆっくり動くようにしましょう。
横になった状態から起き上がるときは、頭をもちあげるのではなく、体全体で起き上がるようにしましょう。
栄養バランスのよい食事を普段からしましょう。
隔たった栄養の食事で、血圧が安定しないことがあります。
こまめな水分補給をしましょう。
水分不足は血圧に関係します。
脳貧血の兆候がわかれば、すぐ水分摂取すればよいのですが、脳貧血になりやすい人は普段からこまめに水分補給をしましょう。
睡眠をしっかりとり、疲れを残さないようにしましょう。
適度な運動をして筋力をつけましょう。
足の力が弱いと、足にたまった血液を頭までもっていくことが出来ずに血圧が低下してしまうことがあります。
ふくらはぎのマッサージをするなどして、足にたまった血液をあげましょう。

まとめ

脳貧血は血圧が低い人は起こりやすい症状です。
ひどい時は倒れてしまうので、頭を打たないように注意が必要です。
同じような症状で、低血糖もありますが、こちらはすぐに糖分をとると落ち着きます。
たちくらみがしたり、頭痛がしたり、軽いものから失神する重症なものまであります。
脳貧血と症状が似ていますね。
低血糖の場合は、糖尿病の人がなりやすいです。
脳貧血は、ストレスで自律神経がみだれても起こります。
疲れているなと感じたらしっかり養生しましょう。
昼休みには数分でも仮眠をとるとよいです。
仕事がいっぱいいっぱいで、徹夜をしたり残業をしたりして、朝になって倒れてしまったという人もいました。
十分な睡眠をとる、バランスのよい食事をとるは普段から気をつけましょう。
脳貧血だけではなく、他の疾患の予防にもなります。