DVシェルターの場所はばれるのか?

配偶者からdvを受けている女性と子供を守るためにあるDVシェルターです。
DVシェルターの場所は漏えいしてはいけません。
せっかく逃げたのにDVの加害者である配偶者に場所をしられたら大変なことです。
しかしDVシェルターの場所って漏えいするのものなのでしょうか。

DVシェルターの場所

DVシェルターは外見上はそれであるとわからないようになっています。
入所している人たちも外部との連絡を禁止されています。
なので職員や入所者から場所が漏えいするということはありえません。
入所者がDVシェルターから逃げて外部と連絡すれば場所がばれることもあります。
しかしめったにばれることのないように徹底的に管理されています。

DVシェルターの場所が警察からもれた事件

市民の安全を守るはずの警察が、DV加害者の配偶者にDVシェルターの場所を教える(教えるような行為)をしてしまったという事件がありました。

DV加害者の配偶者が、警察にいったときに、接近禁止命令が裁判所から出されているのを説明するときに、DVシェルターの所在地を書いた書類を机の上において席をはずして、配偶者に場所がしれてしまったということでした。

DVシェルターの所在地が外部にもれてしまったということで、DVシェルターは移転しなければならなくなりました。
当然責任は警察にあります。
わざわざわかるように机の上に置いたとしか思えませんし、DVシェルターの場所って、他の入所者もいますから絶対に漏れてはいけません。
なのに所在地の書いた書類の管理を怠っているという、警察の怠慢です。
警察にとってはDVで逃げている被害者、DVの加害者の扱いは、刑事事件になっていないからと軽く見ているとしか思えません。
たとえ警察は民事事件に未介入とはいえ、警察に所在地を教えているのではれば、その所在地の書いてある書類は警察でちゃんと管理しないといけないと思います。
移転費用や原状回復の費用はすべて警察側に請求されたとのです。
警察は再発防止に徹底的に行ってほしいですね。

DVシェルターの場所を教えたらどうなる?

DVシェルターに入っていた人が、出た後でインターネットなどに場所を書いたとします。
これは、「個人情報保護法違反」にあたると思います。
罪になるかどうかはわかりませんが、上記の警察が漏えいした事件もありますので、場所の情報を漏えいして移転した場合に、移転費用などを請求される場合もあります。
知っていても公開しないようにしてください。
他に避難している被害者のことを考えてくださいね。

まとめ

DVシェルターの場所はインターネットで公開されていません。
漏えいしたら、突然いなくなった配偶者を子供をさがしている夫が迎えにいきますし、もう夫の顔を見ただけで吐き気などをもよおす女性の精神状態を考えると、絶対に漏らしてはいけません。
警察も被害者のことを考えて、絶対に場所を漏えいしないようにお願いしたいですね。