結腸がんとは?結腸は5つにわかれている

結腸がんという病気があります。
大腸がんとも表現されていますが、結腸は大腸の一部です。
正確な位置のがんと表現するために、どこの結腸であるかいうときに、○○結腸がんといいます。

結腸は大腸の一部

人の消化器官は、口から食道、胃、十二指腸、小腸、そして大腸、肛門とわかれています。
その大腸は、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸にわかれます。
大腸内視鏡検査で見るのはこの結腸です。
大腸と小腸の境目までカメラをとおします。
結腸のどこの部分ががんができたかで名前が決まります。

大腸ってどんな器官?

人は食べ物と食べると、胃で消化をし、小腸で栄養分を吸収します。
そして大腸では残りかすの水分を吸収して便をつくります。
直腸に便がたまると煽動運動をして便を押し出します。
日本人はS状結腸が長いといわれています。
S状結腸が長い人は、便がたまりやすく便秘の人が多いです。
また、腸が動いてもなかなか直腸まで便がたどり着けないので、腸内環境が良くない人が多いです。

大腸の環境はどんなかんじ?

よく乳酸菌が腸に良いとされていますが、乳酸菌がいるのは小腸です。
大腸にはビフィズス菌や大腸菌などがいます。
良い菌が善玉菌で、悪い菌が悪玉菌といわれています。
その中間の菌が日和見菌といわれています。
日和見菌は、善玉菌が優勢なら善玉菌の見方をし、悪玉菌が優勢なら悪玉菌の見方をします。
なので、腸内に善玉菌を増やした方が腸の中は良い状態に保てます。
しかし、肉中心の食事をとるとタンパク質をたくさんとることになります。
タンパク質は悪玉菌が大好きです。
肉中心の食事はなるべくさけて、野菜をなるべく意識してとるのがいいですね。
洋食より和食が日本人の体にいいとされています。

ポリープができると

腸内環境が悪いと腸の粘膜にポリープができやすくなります。
ポリープが大きくなるとがんになります。
腸のポリープはほかの器官のポリープと違ってがんになりやすいので、見つけたらなるべく切除をします。
1mmまでなら大腸内視鏡検査のときに切除ができます。
あまり大きくなるとがん化している可能性がたかいので、早急に切除する必要があります。
昔は開腹手術で切除していましたが、医学が発達して腹腔手術でできるようになったみたいです。
病院によって方針が違うので、調べてみてもいいと思います。

内視鏡で小さいポリープは切除できますが、ちょっと大きくなったり根が深いポリープだと、切除後に入院が必要になります。
1泊2日で退院できますが、出血をするとまたのびます。
けいこは切除できなかった大きなポリープから出血して、切除した方からの出血と思われたので5日間入院しました。
ついでにいろいろ検査をしてもらいました。

大腸の病気

大腸がかかる病気はどんなものがあるのでしょうか。

・大腸ポリープ
・クローン病
・過敏性腸症候群
・大腸憩室
・潰瘍性大腸炎
などさまざまあります。
クローン病や潰瘍性大腸炎は難病に指定されています。
一度かかるとなかなか治りません。
またがんに転移しやすいので、大腸を摘出する場合もあります。
大腸を全部切除して人工肛門をつくると、外出した時の便が入る袋の処理に困ってしまうので、できたら切除はせずに健康でいたいですね。

まとめ

大腸は水分を吸収して便を作る器官です。
便がたまるとガスが発生します。
それがおならです。
おならがくさいと、悪玉菌が悪さをして腸内環境を悪くしています。
便の状態でも腸内環境がわかります。
便の色や形や臭いをチェックしてみましょう。