離婚をしたいが、まずは別居。
という人が多いと思います。
同居しながら離婚話を進めて、というのは円満離婚か、いま住んでいるところから出ていくのが父親の場合とか、なかなかないように思います。
しかし衝動的に子連れ別居をしてしまうと、あとで大変な目にあいます。
子連れ別居を決めたならしっかり準備しましょう。
目次
子連れ別居の準備
子連れ別居するのに、まずは離婚を前提なのか戻ってくるつもりなのかをはっきりさせましょう。
それを考えると、衝動的な子連れ別居はよく考えた方がいいです。
もし気軽な形で子供を連れて実家に帰った。
数日でもどるつもりだったとしても、相手側が怒って不当な連れ去りだと弁護士をつけて裁判されるとやっかいです。
また離婚目的で子連れ別居したとしても、相手名義の物を持って行った場合もやはり訴えられる可能性もありますから、事前に準備が必要です。
何日かかるかわかりませんが、しっかり準備をしておきましょう。
家探し
まずはどこに住むかですね。
子供と一緒なら、市営住宅でもいいですけど条件が厳しいかもしれません。
市営住宅をおしてるのは、離婚前提とした場合に母子家庭として入居できることがあるからです。
家賃はとても安いですから経済的に楽です。
しかし日数がかかりますし、手続きが面倒です。
安いアパートを探したり、余裕があればレオパレスのように家具つきの物件を探すのもいいですね。
経済的に余裕のない人は、実家が一番いいですね。
仕事探し
子連れ別居する場合、これから住む場所がいまの仕事場から遠い場合に転職を考えなければなりません。
またDVなどによる別居の場合は、相手になるべく逢いたくないですね。
遠くにとなると、転勤というのもできないですし、やはり転職活動がいります。
離婚したとして、相手側から養育費がもらえないことも考えられるので、自分の収入で子供と生活していけるのかをしっかり計算しましょう。
DVや浮気などの証拠集め
もし相手側にDVや浮気など過失がある場合は、証拠をあつめましょう。
別居することになった理由もしっかり明確にしるしておきましょう。
日記でも十分です。
暴力のDVは、殴られてアザになったところを写真におさめておいたらちゃんとした証拠になります。
浮気は相手との写真やメールの記録、ブログなど相手とのやり取りを記録しましょう。
その証拠によって慰謝料が違ってくるかもしれませんよ。
貯金
あたりまえですが、別居するのに敷金礼金や新しい家具や家電製品がいります。
光熱費や電気代、住宅のローンを自分が支払っていたら、事前に相手名義にしておいたほうがいいですね。
別居して忘れてて、元の家の光熱費や家賃を払っていたら大変です。
女性が家計を握っていることがおおいので、どの通帳から引き落とされているかしっかり把握しておきましょう。
保険
子供の学資保険はどうなっているか調べましょう。
実は名義変更って、契約者本人でないとできないのです。
保険はその片がとても厳しいので、別居をしたいと思ったときに名義変更をしておきましょう。
そのままにして、相手に払わせておくのはいいですが、いざ受け取りとなったら、契約者本人の口座に振り込まれます。
もし契約者本人と連絡がとりたくない、とれない場合で名義変更が難しい場合は、新しく学資保険に入りなおすしかありません。
その他持ち出したいもの
子連れ別居するにあたって持ち出したいもの。
・自分と子供の印鑑や通帳
・生命保険や学資保険の証券(自分のや子供の。契約者名に注意)
・年金手帳(正社員雇用の場合は会社に預けている場合があります)
・子供の写真
・自分が買ったもの(自分が買ったとわかる領収書やレシートがあれっば便利です)
なるべく自分が購入していま自分がつかっているものは持っていきたいですね。
相手が突然自己破産したときには、資産が差し押さえられますので、持っているものが自分名義(自分の資産である)というのがわかる領収書があれば、差し押さえられません。
しかし、なかなか領収証をもらうことはしませんね。
相手から「返せ」と要求されないように、いつも使っているという証拠を残しておきましょう。
DVでの子連れ別居で相手に知られたくない
暴力のDVで緊急で子連れ別居が必要な場合、着の身着のまま別居するのはリスクがありますぎます。
かといって準備をする時間がありません。
そんなときはDVシェルターに頼りましょう。
自治体でDVシェルターを運営している団体を紹介してくれます。
DVシェルターは外部に一切わかりません。
相手に絶対に知られたくない場合はDVシェルターが安心です。
そのかわり制限があります。
まとめ
子連れ別居をしたいと思う人はたくさんいると思います。
それが離婚したいのか、もとに戻るつもりなのかで大きくかわってきます。
暴力などのDVには、すぐにDV関係の窓口に相談して、いますぐdvシェルターに駆け込んでください。
職員たちが相手からあなたと子供を守ってくれます。
離婚目的での子連れ別居ですが、実家に頼れない、頼りたくないが経済的に苦しい人は、市から母子手当がでますが、市の職員と話をするのに市側のスケジュールに合わせないといけないので、きっちり仕事をされている人は、支給が決定するまでは大変な思いをします。
手当をあてにせず、自分の収入で生活できるのかを考えておいた方がいいですね。
女性が子供を連れて生活するとなると、とても大変な思いをします。
それなりの覚悟がないとできないことなので、子連れ別居前にしっかりと準備をしましょう。