新人社員の退職理由にあきれ。親にも言われたことないのに

新入社員

早くて5月になると、新入社員が早々に退職するという職場もあるでしょう。
5月になると仕事にたいする意欲がなくなる時期ではありますが、最近の新入社員の退職理由はとんでもないものだそうです。

 

新入社員

昔の家庭環境は

40代くらいまでの両親は、子供のしつけの一環で殴るという行為をされた経験はあるかと思います。
いまでいう体罰ですが、学校の先生からも殴られました。
しかし、いまの若い子は親から殴られることも怒鳴られることもないという子もいます。
まったく怒ったことがないという親もいるようです。
少し前までは「ゆとり」世代っていってましたが、今度はまったく温室育ちの人間と接することになります。
そんな親にも殴られたことがない世代が社会にでてくる時代になってきました。

新入社員の退職理由

いま吉本興業の新入社員の退職理由に「世も末」だといわれています。
その退職理由とはなんなのでしょうか?

「親にも『お前』なんて言われたことないんです」「『お前』なんて呼ばれ方する職場、こんなところで僕は働けないです」

という理由だそうです。
たしかにいい方が悪いと思いますが、友達との会話でも「お前」っていいませんか?(男性の方)
キレた(怒った)ときに「お前」って相手のこといいませんか?
たぶん予想するに、親からは怒鳴られたりしたことがないと思います。

親に怒られずに社会人になった末路

小さいころから親が怒らない教育方針で育てられる子供はいます。
たしかに感情的に怒るのは子供にとって悪影響を及ぼします。
しかし、だめなものはだめ。
危険なことをしたら怒ることで、怒られるような危ないことをしたと認識するのではないのかと思います。
親から怒られずに育った子供が、現在社会人になっていってます。
そこで聞くのが、親から怒られた経験がないので、会社に入って上司に怒鳴られるともう二度と会社に出勤したくなくなる。
怒られた時の精神的ショックが大きい。
ということです。
社会人になる前は、小学校・中学校・高校生・大学生で親に怒られることなく自由に自分勝手な行動をする子が多く、グループになじめない子もいるのだとか。
親は怒らないことで感情が悪い意味で高ぶることなく、穏やかに子育てができるかもしれません。
育てられた子供側からすると、いきなり社会の厳しさにあたるので、精神的に辛い思いをしないといけなくなります。
そんなときに親がどう受け止めるのかが気になります。
子育てに正解はありません。
一人ひとり子供の性格も違ってきます。
また少子化ということもあって、同世代の子供同士の触れ合いが学校以外では少ないです。
田舎に行けば、友達の家が歩いて30分以上かかるなんて当たり前です。
隣近所は年寄りで親世代もいないようなところです。
子供同士のコミュニケーションが希薄になってきているので、少々怒鳴りつけても少々平気なように免疫をつけておきたいですね。

まとめ

新入社員は新人類とも言われていて、古い世代には理解できない性格だったり、マナーやルールなども古い世代とはまったく違ってきます。
学校だったらかかわる年代が狭く、考え方の変化があまりなかったと思います。
しかし社会にでると、自分の親世代とも付き合うことになります。
理解してもらえないのは普通ですし、こちらも相手のことを理解するのは難しいです。
昔の考え方を通されることもあります。
そんな中、新入社員は古い世代ではありえない理由で退職してしまいます。
新入社員が悪いわけではありません。
考え方の違いなのです。
「お前」といわれるのが相当嫌だったと思います。
嫌なことをずっと言われ続けて仕事ができるかといったら、ある程度我慢できますがあるところで限界がきて体にストレス性の症状がでます。
まぁこうなったら働けなくなりますので、そうならないうちに新しい環境に変わるという手をつかうのもひとつの手段です。
古い考え方のように、嫌でも我慢するのがいいのかといったらそうでもありません。
このありえない退職理由は、そのうち当たり前の退職理由になるかもしれませんね。