人間の体は60%が水といいます。
その水に対してアレルギーをもったならどうなってしまうのか・・・。
世界でもたった35例しかないという、水アレルギーについて紹介します。
目次
水アレルギーで起こること
水アレルギーになったら、水が触れた皮膚は赤くはれ上がります。
最悪の場合はショック症状で死に至ります。
ひとたび炎症を起こすと、数時間から1週間ほど治りません。
水にふれないために、お風呂につかるのはもちろん
雨にあたるものだめ
汗もかいてもだめ
涙をながすもの危険です。
唾液でも炎症がおこることがあるので、もし赤ちゃんで水アレルギーを発症したら
よだれだけでも皮膚に炎症がおこってしまうのです。
ただ、お風呂にまったく入らないのは衛生的によくないので
短時間でのシャワーをあびて清潔をたもっているのだそうです。
とても気のつかう病気です。
水アレルギーとはなにか
水アレルギーといっても、水に対するアレルギー反応なのではなく
水の物理的刺激による反応です。
アレルギー疾患ではなく皮膚疾患にあたるそうです。
普通のアレルギーだと、アレルゲンにたいしてヒスタミンが起こすものなので、抗ヒスタミン剤でなんとかなりますが、水アレルギーはいまのところ治療法はみつかっていません。
まだ世界で35例しか見つかっていない大変珍しい病気です。
水アレルギーは年齢を増すことに・・・
水アレルギーの人の体に中にも水は存在しますが、体内にある水には反応しないのです。
しかし、年齢を重ねると、水に触れる時間が多くなってくるので、いつかはアナフィラキシーショックを起こして死亡する。
可能性もあります。
また、水に触れない生活をしていくのは、かなりの精神的ストレスがあります。
精神的ストレスが多いと、抵抗力が弱くなります。
徐々に水に対する炎症もひどくなってきます。
水にあたらないために
汗をかかないようにするために、屋内でエアコンで温度湿度を管理していないといけません。
それが一生続くというのは大変なストレスです。
アレルギーはもっていますか?
アレルギーをもっていないと思っている人はおおいです。
しかし、何かを食べると皮膚疾患をおこすことがあります。
気づかないですが、それがアレルギー症状です。
けいこは、薬のアレルギーを持っています。
それがかならずしも起こるとは限りませんし、まれにしか副作用が起こらないといわれている薬でアレルギー反応がでました。
現在も何かしらのアレルギーを持っています。
赤ちゃんのころは、卵アレルギー、そばアレルギー、小麦アレルギーなどに気をつけて離乳食をすすめてきました。
赤ちゃんのときにアレルギーがでても、成長するにつれて消えるアレルギーもあります。
しかし、生まれてきてからすぐにアレルギーをもっている子供もいます。
何のアレルギーをもっているかは、そのアレルゲンに触れて症状がでないとわかりません。
アレルギー検査の方法
アレルギーの検査を受けたことはありますか?
血液検査で行われます。
血液にいろいろなアレルゲンにふれさせて反応を確かめます。
皮膚に触れるものなら、二の腕の柔らかい部分に塗る、パッチテストがあります。
化粧品などはこれで自分で簡単に検査ができます。
皮膚がかぶれやすい人は、検査をしてみたらいいですね。
まとめ
アレルギーはコップの中の水があふれるように、いままで蓄積されてきたものが一気にでてくる反応です。
アレルギーを持っていなくても、アレルゲンになるべく触れない生活を送っていきたいものです。
アレルギーのことを「勘違いしている」という考えの人がまだまだいます。
アレルゲンを触れさせたらそのうち治るわけではありません。
そばアレルギーの人にそばを食べさせる行為は殺人と同じです。
古い考えの人間の中には、アレルギーときくと「好き嫌い」と勘違いしている人もいます。
アレルギー反応は、考えているほど甘くはありません。
最悪死いたります。
世界でたった35例しかない水アレルギーの患者さんたちは
常に死と向かい合わせの生活を送っているのです。
医療技術が発達している現在。
重篤なアレルギー反応で苦しんでいる人たちの
良い治療法を開発できることを祈っています。