低容量ピルが避妊に効果があると知らない人が多いのが日本です。
海外では避妊対策に低用量ピルが使われています。
しかし、低用量ピルってどうなのかわからない人が多いと思いまsう。
実際に飲んでいるわたしの体験が役に立てたらと思います。
目次
低容量ピルとは
女性ホルモンが成分で、飲むことにより妊娠した時と同じ状態になるので避妊効果がある薬です。
「経口避妊薬(OC)」と言われています。
その効果は3つにわかれています。
ゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)を抑える
低用量ピルは女性ホルモンが配合されています。
「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」です。
この二つのホルモン成分によって、妊娠したと脳が勘違いをし、脳下垂体から分泌される2つの「ゴナドトロピン」(FSHとLH)の分泌が低下し、卵胞の発育と排卵が抑制されます。
排卵が抑制されるので妊娠しないようになります。
100%じゃないですけどね。
子宮内膜の増殖を抑える
ピルの成分で子宮内膜の増殖をが抑えられることで万が一排卵し受精してしまっても、着床しにくくなることで妊娠を回避することができます。
排卵しにくくなり、もし排卵してしまって受精卵になったとしても着床しにくいので避妊効果があるということです。
子宮頸管粘液を変化させる
ピルの成分によって子宮頸管粘液の粘り気が増し、精子が通過しにくい状態となります。
子宮内に入ってくる精子の数を減らすことで妊娠しにくくなるわけです。
精子が侵入してくる数が減ると受精する率も低くなります。
低容量ピルは避妊効果だけではない
わたしは避妊効果だけの目的ではありません。
低用量ピルは避妊以外の目的でも処方されています。
低用量ピルを飲んでいるから「避妊目的」というわけではありません。
治療のために低用量ピルを飲んでいる人もいることを頭にいれてくださいね。
月経困難症
わたしは生理が3週間ほどあります。不正出血です。
1週間だけ出血のない日があります。
ひどい時には3日くらいしか開きません。
ずっと少しずつ出血しているので慢性的に貧血になります。
出血が続くと気持ちも落ち込みます。
匂いも気になります。
不正出血がない通常の生理は、初日にひどい生理痛が襲い、痛み止めを飲むタイミングが遅いと、効くまで地獄の痛みを味わうことになります。
一度職場からタクシーで病院に運ばれてました。
低容量ピルを飲むようになってからは、生理痛はありますがそこまで酷くはなく、出血の日が4日から6日ととても短くなりました。
PMSの改善
生理前になるとイライラする、気分が落ち込むといったホルモンバランスによる症状の緩和にも役立ちますが、わたしの体験では飲む低容量ピルの種類にもよります。
合わないときは変えてもらうといいですね。
低用量ピルを飲みだして数年。
意外とPMSみたいな症状がでました。
ホルモンバランスによるものなので、低用量ピルによってホルモンバランスが戻ったのではないかと思います。
日常生活に支障はないのですが、生理前になるとイライラしたり、腹痛があったり、頭痛があったりします。
低用量ピルを飲まなかったときはずっと出血しているので、頭がぼーっとしたりふらふらしたりがずっと続いていました。
なので、低用量ピルを飲んでいるほうがましです。
子宮内膜症や子宮筋腫の症状の緩和
子宮内膜症は人は、生理は子宮内膜が剥がれるので、生理痛は酷いしとても辛いですが、低容量ピルは子宮内膜の増殖をおさえるので、生理のたびに辛い思いが緩和されます。
子宮筋腫があると生理痛が重いですが、低容量ピルで子宮内膜の増殖を抑えることができるので、子宮筋腫も大きくならずにすみます。
妊娠時に子宮筋腫を発見しました。
しばらく3cmだったのですが、いまではまったく見えなくなりました。
子宮筋腫があると、(エコーにうつらないくらい小さいけれど)生理痛がひどかったり出血の量が多かったりします。
婦人科ではあまり相手にしてもらえず、ただただ痛み止めで生理痛を緩和するしかありません。
低容量ピルを避妊目的で飲むのはいつからか
低容量ピルは生理が来てから飲み始めますか、飲んですぐ効果を発揮するわけではありません。
最低でも飲み始めて1週間は、他の避妊方法と併用した方が確実です。
用心のために最初の一ヶ月は他の避妊方法と併用して、次の生理がちゃんとくるかを見てから、低容量ピルのみの避妊方法に切り替えるのがよいでしょう。
基本は生理開始日から低用量ピルを飲み始めます。
次の生理までは性行為は控えましょう。
低容量ピルはどのタイミングで飲むのか
基本生理がきてから1錠目を飲みますが、日曜日から始めるサンデースタートがあります。
多少のズレなら問題ないので、いつ生理がきてほしいか逆算して飲み始めたら良いと思います。
低用量ピルを飲んでいくうちに生理の日が固定してきます。
旅行の計画など立てやすくなります。
低容量ピルの効果は
低容量ピルの避妊率は97パーセントくらいあると言われています。
コンドームより高い避妊率なので、おすすめではありますが、毎日決まった時間に服用しないといけないので、飲み忘れることで避妊率が落ちてしまいます。
スマホのアラームを使って飲み忘れに注意したいですね。
朝だと休日は遅く起きるので、夕食後に飲むようにしています。
だいたい決まった時間に夕食を食べます。
お昼は仕事によって時間がまちまちです。
自分の生活の中で、決まった時間に飲める習慣をつけていきいましょう。
まとめ
低容量ピルは産婦人科で処方されますが、結構な値段がします。
なので自己責任にはなりますが、海外輸入で購入しています。
3分の1の値段で購入することはできますが、婦人科系疾患の副作用がありますから検診は定期的に受けたほうがいいですよ。
わたしは毎年乳がん検診のエコーを受けています。
低用量ピルの定番トリキュラー。
血栓が起きやすいので、ふくらはぎが痛くなったら要注意です。
わたしが飲んでいるのがメリアンED。
エストロゲンを極限まで減らしていて、40歳以上のリスクの高い女性向けです。
わたしは30後半から飲み始めたので、40になったときにこのメリアンEDに切り替えました。
副作用が少なく、とても調子がいいです。
低用量ピルはホルモン剤ですから、副作用があります。
異常があれば箱をもって婦人科を受診してください。