フラリーマンになるいまのアフター5

昔のお父さんは、会社が終わると上司や部下・同僚と飲みにでかけ、夜おそくに酔って帰ってくる。
それはバブルの時代の話でした。
現在のお父さんたちはフラリーマンだそうです。

フラリーマンとは

フラフラしているサラリーマンだそうです。
現在のサラリーマンは給料がすくないですから、毎日飲みにいくのが経済的に難しい。
だからといって、働き方改革で残業をすることも難しい。
早く家に帰ると、小さい子供がいる家庭は戦争で、仕事疲れで帰ってきても、ゆっくり休んでいると妻からの痛い視線を感じたり、1日の出来事を報告を受ける家庭もあるでしょう。
家に帰ったとしてもゆっくりできない。
だから家になるべくいたくない。
けどお金がない・・・。
なので、なるべくお金を使わずに店を転々としたり、長時間店内ですごせるお店を見つけて、妻には「残業だから」とうそをいって遅く家に帰る。
そんなサラリーマンが増えています。

フラリーマンになる原因

会社が終わっても家に帰りたくないサラリーマンがフラリーマンになっています。
小さい子がいたり、子供がいる家庭では、家に帰ると子供の面倒や家事の分担など、ゆっくり仕事の疲れを癒すことも、自分の時間をもつこともできないサラリーマン。
家庭に不満があるとフラリーマンになりやすいです。

働き方改革も原因のひとつ

政策で、「働き方改革」があげられています。
これでどうなったかというと、残業ができなくなりました。
小さな企業ではあまり関係ないかもしれませんが、大きな企業では残業をすると、それに応じて有給をとらされます。
昔はどうだったかというと、残業しても会社に申請しません。
いわゆる「サービス残業」です。
逆に残業申請すると上司に怒られます。
なので、12時間労働をしても定時で帰社したことになっています。
しかし給料は勤続年数がたてばそれだけあがっていきます。
管理職の上司が、部下より残業しなくても給料がいい。

しかし今は、勤続年数がたっても給料はあまりかわらず。
いつまでたってもヒラ社員のままのサラリーマンもいます。
管理職になるのも大変な時代です。
物価は上がるが給料はあがらず。
けど、家になるべく帰りたくない。
なのでお金を使わないで長時間すごせるお店を利用することになるのです。

フラリーマンがすごすアフター5

アフター5という言葉は古いですが、定時で終わるのが5時なので、5時以降の就業後のことをいいます。
現在のフラリーマンのすごすアフター5はどうなのでしょうか。

小遣いがすくないので、居酒屋にいくことができません。
長時間いても料金のやすい、スターバックスやコメダ、ネットカフェなどですごします。
スマホを触ったり、本を読んだりして自分の時間をじっくりすごします。
家族には「残業してます」「残業で遅くなります」とうそをつき、家族からは「残業お疲れ様。がんばってね」と帰ってきます。
ゆっくり自分の趣味にあてる時間をもちたいが、家ではゆっくりすることができません。
なので外でゆっくりすごしてそろそろころあいだと思ったら帰宅します。
もちろん家族はお父さんは残業して遅いと思っています。
お父さんは悪いことだとわかってやっています。
なかなか難しい問題ですね。

フラリーマンにならないために

フラリーマンにならないためにはどうしたらよいのか。
わたしは夫がフラリーマンになってもいいと思っています。
家でゆっくりすごせる場所でないと思うのなら、外で発散してもいいと思っています。
夫が家でゆっくりできないと思っているのは、わたしが環境づくりに協力できていないからだと思っているからです。
わたしも仕事していますから、家でゆっくりしたいとおもいますが、わたしは仕事から帰ってしばらく時間を置いて夕食を作ったり、洗濯物を干したりしないといけません。
ゆっくりこうしてブログ記事を書く時間は夕食中や子供が寝た後の自分が寝る前です。
子供が起きていたら、あれこれ学校の用意をしないといけません。
小学生ですから学校への連絡帳をチェックする。
子供をお風呂にいれるなど、子供に関することもあります。
なので、夫が「自分の時間をゆっくりもちたい」と思うのは当然と思います。
(わたしは持てないですけど)
家にいるのがストレスになるのなら、外でじゅうぶん発散してほしいと思います。
(わたしは発散できないけど)
家に夫がいてほしいという家庭は、夫と相談してみるのがいいですね。
家に帰ってきたときに、どうしたらストレスなく家にいられるのか。
夫婦で考え方は違いますから、どの部分は妥協してどの部分はきいてほしいというのを決めたらいいと思います。