「君の名は」が地上波で放送されましたね。
いまでは恋愛結婚が大多数ですが、実は昔は顔も見たことがない人と結婚というのは普通だったのです。
昭和初期時代の戦後がそうですね。
結婚式当日に相手の顔を知る
結婚自体を親同士で決めてしまうので、結婚の対象になる本人たちは結婚式まで顔もみたことがないということもあります。
それが普通でした。
親が勝手に決めますので、当然好みの相手にあたることは皆無です。
しかし、親が決めたからには絶対その人と結婚しなければなりません。
選択のよちなどありませんでした。
恋愛結婚というのが珍しい時代です。
恋愛結婚を認めてもらう確立が少ない
本人同士が好きで結婚するには、大変な障害がありました。
もちろん親同士から反対されたら結婚できません。
本人たちに決定権がありませんでした。
なので、恋愛結婚をするならかけおちをするしかありませんでした。
ただし家族の縁を切られてしまいますので、大きな決断が必要でした。
結婚相手に不満があったらどうするのか
結婚相手に不満があり、どうしても結婚したくない場合。
親に相談して結婚をなくすことはできたかもしれませんが、もし親の許可がない場合は絶対結婚しないといけません。
なので、自殺という手をつかいます。
他に恋愛対象がいたばあい、一緒に自殺するという手段にでることもありました。
離婚はどうなるの
離婚するのも親の許可がいります。
夫が家にお金を入れないとか、浮気をしたとか、不名誉なことをしたとか、親が離婚をしたほうがよいと考えたなら離婚にうごきます。
わたしの父方の祖母は、結婚相手が家にお金をいれない夫だったためその両親(祖母の)が離婚をさせて、祖母のいとこと再婚させました。
本人たちの意思は聞いてもらえなかったそうです。
再婚相手だった祖父はいとこなのでとてもいやだったと聞きました。
しかし、親が決めた相手で養子だったので、家を継いでもらわないといけないので、祖母は意見をいえなかったそうです。
現在はどうなのか
昔は強制的に親が結婚相手を見つけてきますから、現在のように結婚しない人間なんてほんの一握りでした。
70~80代で未婚というのがものすごく珍しいものなのじゃないかと思います。
ちなみにわたしの知り合いで70代で未婚の女性がいます。
まわりが結婚相手をおしつけてきたのをすべて跳ね除けたといっていました。
かたくなな結婚をしたくない理由があったそうです。
現在では、結婚は自由です。恋愛も自由です。
だからこそ、迷いが生じます。
結婚相談所に通う男女は、若い人は少ないですし、希望もかなり高いです。
現在の若者は結婚しない、子供も生まないので、人口減少は加速化していくでしょう。
知り合いのおばあちゃんは孫はいるけどひ孫がいないとなげいていました。
その孫はもう30代ですが誰一人と結婚していないのだそうです。
結婚をしない人たち
わたしは40代ですが、わたしたちのころも結婚して社会人として一人前といわれました。
結婚するのがあたりまえ。
結婚したら子供を生んで当たり前。
一人子供ができたら2人生まなきゃかわいそう。
女の子だけ生まれたら、跡取り生め。
その背景には、正社員で雇用されたら終身雇用でした。
自らやめない限り会社にいられるし、勤続年数たてば出世もできます。
しかしいまはどうでしょうか?
大企業でもリストラがあり、いつ肩たたきや早期退職の案内がされるかわかりません。
一度正社員をやめて転職使用と思っても、なかなか正社員の求人がなく、派遣社員としてはたらき、契約が切れる寸前に契約解除の案内がきて、また別の仕事をさがさないといけなくなる。
収入は安定しないし、いつ雇用が切れてしまうかわからない不安定な日々。
これで結婚できるのでしょうか?
まとめ
結局、現在の社会は結婚したら損。
だから結婚しないほうがいい。
また、コミュニケーション能力が低下していることもあり
男女で一緒に生活するのがそもそも難しい。
一緒に生活しないから、子供は生まれない。
女性一人が子供を生んだら、生活面で大変な思いをすることになります。
男性の援助がないと無理です。
しかし、男性も女性と子供を支えられる収入なのかというとそうでもありません。
わたしは母に聞いたところ。バブル時代ですが、30代でも月に30万円はあったそうです。わたしの夫は20万前後。
ボーナスは100万円だったそうです。そのときと同じ年齢の夫はボーナス40万円前。
いかに、昔より男性の収入が少なくなっているかを考えたら、結婚しなきゃって思えないです。
男性が女性と子供を養えるだけの収入があれば、女性は無理に外に働きにでなくてもいいので、保育園の待機児童問題も解決できるはずです。
政府は、結婚しない男女がいるのは何が原因かをはっきり調査して、原因にあった対策をしてほしいですね。