子供が障害を持ってしまった。重い発達障害だった。
ちゃんと学校に通えるのか、今後の生活は?
とても心配です。
そこで市や県からの支援にはどんなものがあるかまとめてみました。
目次
まずは療育手帳
県によって名前が違うかもしれませんが、子供の発達障害が認められたら療育手帳が発行されます。
もちろん発達手帳が発行されるにはその条件に満たしていないといけません。
まだ未就学児であれば市の発達相談にいきます。
また発達障碍を診療してくれる小児科を受診します。
発達指数が手帳発行の条件を満たしていたら申請できるようになります。
療育手帳は県から発行されます。
障碍児がいたらもらえる手当て
障碍児を療育している親に支援される手当てがあります。
子供手当てとは別に、特別児童福祉手当が支払われます。
これには審査があり、申請したら必ずもらえるものではないのですが、該当すれば弟1、2級の等級がつきます。
2級は中度、1級は重度と分かれます。
もちろん2級より1級のほうが支給金額はおおきいです。
もうひとつ障害福祉手当というのがもらえます。
これは日常生活で支援がいる障碍児でないともらえません。
障碍があってもある程度日常生活に支障がない場合にはもらえません。
障碍児を育てるのは大変である
なぜ障碍児がいる親には手当てが降りるのでしょうか。
それは普通の子を育てるより大変だからです。
もし、身体障害者であったなら、日常の介助を親がしなければいけません。
介助がいる子供なら、母親は仕事をすることができません。
知的障碍者であるなら、常時見守らなければなりません。
小学校に通った後、放課後は普通の学校は学童になります。
学校のそばに児童館があり、そこで保育があります。
しかし障碍児は学童では難しいので、障碍児児童サービスがあります。
専門の施設がありますので、そこで放課後をすごすこととなります。
この障碍児児童サービスですが、希望すればだれでも入れるわけではないです。
現状障碍児は増え続けています。
その中で支援できる施設は少ないです。
受け入れる障害児を多くすれば、それだけ多くの職員を増やさないといけません。
保育園が増えないのと待機児童が減らないのと同じです。
また、入れるといってもずっと毎日入れるわけではなく、月単位で希望を出し通ればいいですが、通らない場合は学校まで迎えにいかなければなりません。
障碍児の通う学校
小学校は分校がある地域がありますし、普通の学校内に支援学級というのがあります。
しかし、重度の身体障害者や耳の聞こえない子、目の見えない子など、特殊な障碍の場合は支援学校(昔の養護学校)があります。
障碍の度合いで学習のカリキュラムが組まれるので、その子にあった学習がされます。
中度以上の障碍児の場合は支援学校がいいと思います。
希望すると県で審査を行い、通ると入学通知がとどきます。
障碍児でも仕事はある
軽度、中度の障碍児でも、学校で仕事につながるように訓練がされます。
障碍者でも行える作業はいくらでもありますし、学校にこういう作業ができる人がいないかという求人の相談があるようです。
障碍があるからといって仕事をあきらめる必要はありません。
人の介助はいる子もいるかもしれませんが、障碍があってもすみやすい社会になってほしいですね。