解熱鎮痛剤として市販でも売られるようになりました、ロキソニン「ロキソプロフェン」ですが、どんな痛みにも効くわけではありません。
お腹の痛みでロキソニンが効くのか効かないのか、飲む前にわかれば適切な痛み止めを飲むことができます。
目次
腹痛3つの種類
腹痛には3種類あります。
・ズキズキとした痛み
・キューっとした痛み
・キリキリした痛み
以上の3つに分かれます。
それぞれ何が原因なのでしょうか。
ズキズキした痛み
ズキズキと痛むのは、炎症や怪我による痛みです。
鈍い痛みがあります。
ロキソニンは消炎鎮痛剤ですので、ズキズキという痛みには効きます。
しかし、虫垂炎の場合も考えて一度内科を受診しましょう。
キューっとした痛み
キューっとした痛みは、腸が動いた痛みです。
お腹を壊した時はこのような痛みになります。
この場合はロキソニンでは効きにくいので、腸の動きを止めたり腸の痛み止めを飲んだ方がいいです。
慢性的に痛みが続くようでしたら、何かしらの疾患を疑ったほうがいいので、内科に受診して相談しましょう。
朝起きてしばらくすると腹痛がおこる、会議の直前に腹痛がおこるなどは、過敏性腸症候群の可能性がありますので、はやめに病院に相談したほうがおいです。
キリキリした痛み
キリキリするのは胃の粘膜のあれが原因での痛みなので、ロキソニンを飲むと逆効果になります。
なぜかというと、ロキソニンは胃の粘膜を悪くする副作用があります。
空き腹の時にロキソニンを控えるのはそのためです。
胃の粘膜の痛みのときにロキソニンを飲むのは、胃の粘膜の状態をさらに悪くするのでやめたほうがよいです。
ガスターなどの胃酸を抑える薬のほうが適しています。
ロキソニンを飲む時の注意
ロキソニンは胃の粘膜が荒れる副作用がありますから、空腹時に飲まないことです。
もし空腹のときに飲みたいときは、パンなどをひとかじりしたあとに飲みましょう。
また、胃薬も一緒に飲みましょう。
ロキソニンを処方されるときは、胃が弱いか聞かれますので、胃が弱い人は申告すると胃薬も処方されます。
腹痛が続くと注意
ロキソニンが効く効かない以前に、腹痛の原因をはっきりしておかないと重要な疾患が隠れていて重症化してしまうことがあります。
ロキソニンで散らすのではなく、病院で原因を調べてもらってしっかり治療しましょう。
ロキソニンを薬局で購入
前は処方箋がないとロキソニンは購入できませんでしたが、いまは薬局でも売っています。
しかし第1種にあたりますの薬剤師からの指導を受けることになります。
安易に使わないようにするためですので、飲むときは用量用法を守りましょう。