鼻茸というのは、鼻の粘膜がなんらかの刺激でポリープができ、鼻のとおりがふさがってしまいます。
どんな治療法があるのでしょうか。
鼻茸(鼻のポリープ)の原因
鼻茸ができるのはいろいろ原因があるようですが、アレルギー性鼻炎を放置しているとなることがあるようです。
わたしはアレルギー性鼻炎で薬を処方されていましたが、いつのまにか鼻づまりがひどくとおりが悪くなり、内視鏡でみたら粘膜上のものがふさいでいました。
鼻茸の診断
わたしは鼻づまりがひどく、抗生物質やムコダインなどを処方されていましたが、まったくよくならずに、1ヶ月が経過。
鼻水をとる吸引機といれたところ、なにかに当たるようで、内視鏡で確認したところ、粘膜上のものがふさがっていました。
鼻のポリープがあり、もしかしたら腫瘍状かもしれないといわれました。
鼻茸の治療法
鼻茸の治療はどうなのでしょうか。
薬事療法と手術があります。
薬で膨れ上がった粘膜を元にもどるかもしれませんが、なかなか時間がかかるようです。
実際薬を1ヶ月間飲んで、変化がありませんでしたので、手術に切り替えました。
外科手術は全身麻酔で内視鏡で行われました。
現在ではもっと簡単に手術がおこなわれていると思います。
わたしの場合は全身麻酔で内視鏡で行い、1~2時間ほどで終了。
その後、9日間ほど入院をしました。
手術で入院
手術後は鼻にガーゼがつめられていて、4日後の外来検査でとります。
ガーゼは1~2mほどの長さで、のど元までたれてきてつらかったです。
両方の鼻を手術で粘膜を処理しましたので、両方の鼻がふさがっていました。
食事はまともにとれずに、ガーゼがとれるまでは口で息をしないといけないので、のどを痛めないようにマスクをしていました。
ガーゼをとるときは、いつもの外来の椅子に座って、医者がおおきなピンセットでとるのですが、真っ黒いガーゼがでてきますからとてもびっくりします。
男性では気絶する人もいるのだとか。
女性は内側の痛みには強いので大丈夫かもしれませんが、結構びっくりします。
ガーゼがとれたあとは、生理食塩水で洗うところもあれば、なにもしないところもあるようです。
わたしは毎日ピンセットで血の塊のような鼻くそをとってもらっていました。
これを退院まで続けます。
退院後は定期的に外来受診をし、鼻くそをとりました。
3ヶ月~半年たつと外来受診は終了となります。
鼻茸にならない対策
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎にならないように気をつけましょう。
冬は加湿をして、ハウスダストや鼻炎にならないようにします。
ちょっと鼻がおかしいな、鼻水がたまったなとおもったら、鼻うがいがいいですね。
生理食塩水が手にはいらないようでしたら、ぬるま湯に塩をちょびっといれます。
それで鼻を洗うと痛くありません。
ドラッグストアに鼻うがいの容器が売っていますので、1個はもっておいたらいいですね。
鼻茸になると、ただの鼻づまりとは違ってずっと鼻が詰まった状態が続きますから、おかしと感じたらすぐに耳鼻科でみてもらってください。
また、わたしの鼻茸は最初、「腫瘍性のもの」といわれましたが、手術してみたら鼻茸だったといわれました。逆だと怖いですね。
なので副鼻腔炎に毎度なるようでしたら耳鼻科で相談したほうがいいですね。
鼻茸にならないように気をつけましょう。