毎日の忙しさの中で、自分のことはあまり気にせず過ごしていた私。ふと気が付くと、おなかの脂肪が・・。体重もどんどん上昇していました。
テレビやネットで「ライ○○ップ」の宣伝を見るたびに、やってみたいと思っていましたが、なかなか踏み切れず、4年前温泉でふと体重計に乗ると、72キロまで増えていました。その時に鏡に映る自分の姿に唖然としました。いつも見ていたけれど、突然「これは、もう駄目だ」と一代奮起!
それからは様々なダイエットに取り組むことになります。
「ライ○○ップ」は金額的に無理なので、近くの「パーソナルトレーニング」へ申し込みに行きました。
トレーニングもしたけれど、結局その時に指導されたのは「糖質制限ダイエット」でした。
食べるのが大好きな私、トレーニングに行く前の日からできるだけ食べずに二週間ごとにその場に行き、を繰り返しましたが、それでも3か月続けて、12キロ減の60キロに。もう少し減らしたいと3か月続けて取り組んで、15キロ減の57キロになったので、「パーソナルトレーニング」は退会。
そのまま「食事制限」を続けていればよかったのかもしれませんが、それまでのストレスから一気に元の生活に戻り、2年後には、10キロ増の67キロまでリバウンド。
また以前と同じように「糖質制限」をすれば簡単に痩せられると思いましたが、次は同じようにしても体重がなかなか落ちず、次に始めたのが一般的な「ジム通い」、毎日のように通って夜は食事を取らない、というダイエットに。これを一年繰り返し、11キロ減の56キロに。
順調にその生活を続けていましたが、なんと交通事故にあってしまい、ジムに行けなくなりました。仕事も忙しく、ジムに行ったら夕食抜きという生活がまたできなくなり、三度目のリバウンド!でまたまた68キロに。
その時に気が付いたのです。
ダイエットは、毎日の生活の中で特別なことをするのではなくて、無理をしないやり方をしなければダメだと・・。
とはいえ、世間的にも「糖質制限」を繰り返しても同じような結果になる、つまりストレスが増えるだけだという意見が多く出されてきました。「糖質制限」は私にとってはリバウンドを繰り返してしまうやり方だったのです。
また「ダイエットのやり方探し」が始まりました。その時に目に留まったのが「絶食」「ファスティング」そして「玄米菜食」というものでした。今まで様々なことに取り組んできた私です。このやり方は今までの私の状態では「無理!」と最初は思いましたが、そこで紹介されていたのが、ホテルでの「三日間ファスティング」の記事でした。不安でしたが、検索を繰り返す中で、「ファスティング」とはただ体重を落とすためではなく、「健康を取り戻す」ものだと知りました。
そこで、まずファスティングを体験してみようとホテル宿泊を申し込み、三日間取り組む前から、少しずつファスティングに体をなじませていきました。
ドキドキしながら向かったホテル。旅行というのは通常夕方チェックインして、翌朝早くホテルを出て観光することが多いのですが、今回は二日目の「ネイチャーウオーク」と三日目の「マッサージ」以外は、ホテルにこもりっきり。そして着いた夜からファスティングが始まります。食事のメニューは、ニンジンジュース、酵素ジュース、そして梅干し、レモンのみ。ニンジンジュースもかみしめるようにゆっくり飲みます。部屋に帰るときには、黒糖ショウガ葛湯を水筒にいただき、おなかがすいたら飲むことに・・部屋には、黒糖、塩、は置いてありました。二日目の朝も前日の夕食と同じ、そして「ネイチャーウオーク」で山歩き。でも思っていたほど、おなかはすかないのです。これは凄い体験でした。二日目の夜は夕食に「具なし味噌汁」がついて、それが本当においしかった。たぶん、しっかりニンジンジュースで糖質を取っていたからだと思います。
さらにホテル生活では、テレビも見ず、できるだけネット情報も見ないようにしました。そしてトレーニングのお部屋でヨガをしたり、温泉に繰り返し入ったり(温泉にはレモンジュースが置いてあります)・・
三日目の朝に体重を測ると、旅行に行く前より、三日間で2.5キロ減。実は思ったより減らなかったのですが、体重以上に収穫があったのです。
テレビも見ない、外にも散歩以外はいかない、ホテルでの生活。ひたすらホテルに置いてある「ファスティングやダイエットの本」を読み漁りました。
そこで出会った本のが「空腹こそ最強の薬」「空腹が人を健康にする」というものでした。
では空腹になるのには何ができるのか、今までのやり方ではただただストレスです。
そこで学んだのが「インターバルファスティング」だったのです。
「インターバルファスティング」とは「二回の食事と食事の間を16時間以上空けて空腹を作る」ものです。
つまり「一日の食事の回数は2回、または1回」になります。やり方はいろいろありますが、私は「夕食を18時前に食べ終えて、朝食抜き、昼食を12時以降に食べる18時間ファスティング」をしています。これは私にはとてもあっているやり方でした。そして本を沢山読んで頭を洗脳していましたので、「空腹は健康とダイエットに繋がる」と自分の脳に言い聞かせ、空腹を喜ぶようにさえなりました。
そしてその食べるものは、少なめですが糖質も取り、できるだけ普段の生活では白米やパン、加工食品を食べないように、「玄米菜食」へと自然に変化しています。このダイエットを体験して、結局ダイエットは「マインド」が大事だということを知りました。
現在、空腹を喜び、無理しないで、食べたいときは好きなものを食べ(旅行とかでは朝食も食べ、お出かけの時には白米も小麦製品、ケーキなども)また日常に戻る、という生活をしています。今の体重は、55キロ。今までのダイエットの中で一番減りました。
でも体重の上がり下がりに一喜一憂せず、「一生ダイエット」と思って生活しています。