断乳はどうする?断乳する意味は?保育園に通うのに必要

赤ちゃんはミルクを飲みます。
生まれてすぐだとミルクと母乳を併用して育てていると思います。
母乳推進産院だと母乳以外を飲ませてもらえないので、完全母乳になってしまうこともあります。
母乳になるとある程度赤ちゃんが大きくなると断乳します。

ミルクと母乳

母乳はお母さんの血液です。
赤ちゃんがおなかがすいて泣く前に、乳首が「ツーーーン」ってしてぽたぽた母乳が落ちてきます。
ホルモンで母乳がでるようになるのです。
母乳はお母さんの血液なので、お母さんが食べたものが母乳に影響します。
アルコールを飲んだら母乳にもアルコールが入っていることも。
乳製品をとりすぎると乳腺がつまって乳腺炎になることもあります。
母乳を与えているお母さんは食事に気を付けないといけません。

その点ミルクはいいです。
粉ミルクがあれば母乳がでない夫でも祖母、祖父でも赤ちゃんに与えることができます。

どちらがいいのかといえば、どちらもいいです。
大昔の人は、お母さんの栄養不足で母乳がでない人もいました。
そのときに粉ミルクがあると、お母さんの栄養状態にかかわらず栄養のある粉ミルクを赤ちゃんに与えることができます。
なので、その時代にお母さんをしていた人たちからは、粉ミルクを推奨してきます。

一方10年くらい前は母乳推進産院が多くて、産後入院中は母乳以外一切与えられません。
そのまま退院しても母乳だけを与えていました。
その人たちからすれば、自分たちが母乳だけをあたえていたのでついつい母乳じゃなければ・・・って言ってしまいます。

結論はどっちもいい。

断乳はどうする?

母乳を与えていると、1歳をすぎたら断乳をすすめられます。
本人次第で3歳でも飲ませているお母さんもいるそうです。
1歳を過ぎて離乳食からだんだん大人と同じ食事にかわってくると、母乳から栄養をとる必要がなくなります。
それでも母乳を飲むのは安心感を得るためです。
母乳をいつまでも欲しがるのは、安心感を得たいだけなのかもしれません。
なので、安心感を与える他の方法にかえるということもできます。
でも、お母さんが何歳でも母乳をすっていてもいいと思うのなら断乳は特に気にしなくてもいいと思います。

よくある断乳方法

どうしても断乳がしたい場合、いきなり欲しがるのに母乳を与えないというのは子供にとっても悪影響です。
よくある断乳方法を紹介します。

お乳にらくがきをする。

お乳にらくがきをすることで、お乳が変わったと子供に思わせるという方法です。
あまり効果はありませんが。

乳首にわさびを塗る

これは大昔にしていた方法です。
おばあちゃんに聞きました。
これを実際にやってみましたが、母乳の味が変になるので、寝る前・起きるとき・食事の後・お風呂上りに母乳を飲んでいた息子が乳首にわさびを塗ったら以後まったく母乳を欲しがらなくなりました。
本人に聞くと「母乳の味がおかしくなったからいらない」といっていました。
母乳にかわる粉ミルクをコップであげたり、抱っこを頻繁にしたりと、母乳を飲ますのをスキンシップで補うことにしました。

母乳のデメリット

母乳を与えることへのデメリットは乳腺炎になることです。
乳腺炎になると、急に高熱がでます。
お乳がはり、ある部分が熱くしこりができます。
39度以上の熱がでて、内科にいってもすぐに乳腺炎と判断されないので、もし母乳をあげていて高熱がいきなりでたら、産婦人科にいってみてもらいましょう。
乳腺炎にならないために、子供にお乳を左右同等に吸ってもらいましょう。
もし乳腺炎になってしまったら、熱くなっている部分を冷やしましょう。
キャベツで乳をおおう、キャベツブラは最適です。
また乳腺炎で炎症をおこしているお乳は物があたるととても痛いです。

もう一つデメリットがあります。
母乳ばかりあたえていると、哺乳瓶で飲めなくなってしまいます。
哺乳瓶で飲めないということは、保育園に預けると哺乳瓶で飲まないので保育士さんがミルクを飲ませることができません。
これでは保育園にあずけることができません。
保育園に預ける予定がある場合は、哺乳瓶で飲めるように訓練する必要があります。

どうしても哺乳瓶が飲めない場合は

もし母乳になれてしまって哺乳瓶で飲めない場合はどうしたらいいのでしょうか。
離乳食が始まっている8か月くらいであれば、哺乳瓶でなくストローでのませたり、コップのみを覚えさせるのがいいです。
ストローはちょっと訓練しないとできませんが、コップのみは意外と簡単です。
まずスプーンで飲ませることを練習させます。
おかゆを食べさせる要領で飲ませます。
これができるとコップのみができるようになります。
でも、飲む時間はかかりますけどね。

まとめ

母乳は粉ミルクを買うよりコストがかからないので母乳にしたいと思っても、母乳がでない人もいます。
母乳でも粉ミルクでも栄養は変わりないですし、どっちでも構わないと思います。
母乳だけにしてしまうと、保育園に通うときに哺乳瓶から飲めなくなってしまって苦労をしました。
哺乳瓶からミルクを飲まない、という理由で保育園から呼び出しをくらうこともあります。(実話)
母乳をずっと飲んでいると、夜泣きの原因にもなります。
母乳に目が覚める成分があるのだとか。
それに母乳はおなかにたまらないので、3時間おきどころか1時間おきに泣いて母乳を求めるようになります。(体験談)
歯が生え始めたころは、乳首を生え始めた歯で噛まれて血がでるといった痛い思いもします。(実話)

粉ミルクだとおなかにたまるので、夜中にあまり起きて泣かなかったり(個人差あり)、1回にがっつり飲むので満足してよくねたり(個人差アリ)。
ただ粉ミルクだと、外出のときに持っていくものが多くて大変です。
母乳だとさっと隠せるストールなので覆ってしまえばどこでも授乳ができます。
どちらにもメリットデメリットがあります。

断乳は子供の意思もあるので、親の勝手でやめてしまうとその後の成長に影響してしまいます。
子供は小さいですが、話せばわかりますので、なんで断乳するのか、「もうお兄ちゃん・お姉ちゃんになるのだからおっぱいはバイバイ」「おっぱいからミルクにしてコップで飲んでみよう」など子供と話し合ってやめる理由を決めてもいいですね。
何かのきっかけがあればすんなりやめられると思います。