クラスターってなに?クラスター感染やクラスター化とは

最近ニュースで見る「クラスター」ってなんの意味なんでしょうか。
新型コロナでも使われている「クラスター」について、一般的な意味合いと用語について解説していきます。

クラスターとは

クラスターとは、塊や群れ、房などを意味します。
密集した集合体でのことをいいます。
主な意味合いとしては、特徴ごとの集合体、仕訳けられたものなどをクラスターと呼ぶことがあります。
何かの集まりと思っていただけたらと思います。

クラスター発生=集団感染

最近ニュースでは、「クラスターが発生したと思われます」という言葉を耳にします。
クラスターは集合体で、この場合は「集団感染」の意味で使われます。
1人感染者がでて、その人と濃厚接触者数名に感染確認がでたら、それは「集団感染」で「クラスター発生」と判断されます。
いまは新型コロナで騒がれていますが、冬の時期に発生する(現在では夏でも春でも感染例がありますが)インフルエンザも集団感染すると数多くの人が感染を確認できます。
インフルエンザに感染した人と、近くで話した、咳やくしゃみで飛沫をあびた、一緒にいる時間が長い、など濃厚接触した場合にクラスターが発生したのではという警戒がもたれます。

現在の新型コロナでは、死者は少ないものの症状が出たら短期間で重症化してしまうことと、重症化したら人工呼吸器や人工心肺装置をつけなければいけないくらいひどく、そこからたとえ回復したとしても肺は健康な状態にはもどらないといわれています。
インフルエンザは、毎年ワクチンを接種していても多くの感染者を出していて、毎年死亡例も確認されています。
新型コロナもインフルエンザと同じように、ワクチンができても罹る病気の一種になっていく可能性もあります。
ただ、死者は少ないですが、重症化すると大変なことになります。

クラスター化とは?クラスタリングなどのほかの意味

「クラスター化」という言葉で、「水のクラスター化」という言葉を聞いたことはありませんか?
水の分子はH2Oで、水自体はH2Oの塊がたくさんあるクラスター集合体なのです。
そのクラスターを小さくしたもののことを言います。
クラスター化した水はおいしい、といわれて浄水器をかってみたという話を聞きます。
しかし、液体のクラスター化はあくまで理論上という話もありますので、クラスター化を売りにした商品はちょっと疑ってみたほうがよさそうです。

クラスタリングとは

クラスタリングとは、分類対象の集合を内的結合と外的分離が達成されるような部分集合に分割することを言います。
クラスター分析とも言います。

 

まとめ

クラスターは新型コロナでよく聞くようになりました。
クラスターは集合体のことです。
クラスター発生とは集団感染のことです。
新型コロナに限らず、感染症では集団感染しやすいですね。

クラスターはパソコンでも使われます。
ファイルシステム上での記憶容量区画の最小単位として使われています。
ハードディスクなどの情報記憶装置自体における単位はセクタで、福栖のセクタを一つのまとまりとしてクラスターを使います。

いろんなところで使われるクラスターです。