緊急事態宣言を発令します!!!
となったら日本はどうなるの??
意外と海外と違って日本では、「強制力」というのはありません。
いままで通り「要請」であって「禁止」ではありません。
物流が止まることはないですし、混乱や不安に思うことはありません。
海外では「緊急事態宣言」の後はどんな対応だったのでしょうか。
フランスでは外出禁止違反に高額罰金
ヨーロッパではとてもたくさんの感染者がでました。
フランスでは、膜トン大統領が国民向けテレビ演説で「外出禁止令」を発表しました。
以下のことは除いて外出禁止でした。
・仕事のため
・生活必需品の買い物のため
・自宅付近での運動のため
外出のさいには自己申告の証明書携帯が必要です。
違反者には最大135€の罰金(日本円で約16000円)です。
そしてこの強硬措置への理解を求めました。
しかし危機意識の低い国民にはあまり効果がなかったようですが、生活必需品以外の商店の閉鎖までしました。
禁止令施行後も「運動目的」の名目でセーヌ湖畔をジョギングする人が絶えなかったとか・・・。
イタリアはEUで最速の宣言も
爆発的な感染者のイタリアですが、EUではいち早く非常事態が宣言されました。
観光目的でローマに来た中国人夫婦がイタリア国内初の感染者となったイタリアです。
すぐに発令しました。
中国への直行便を差し止めました。
ただ感染源が不明の集団感染が発覚し、感染拡大となってしまいました。
イタリヤ北部や中部への移動の制限がありました。
しかしこれが裏目に・・・。
なんと制限地域から脱出する人が続出!!
移動制限をイタリア全土に広げました。
1日の感染死者が900人を突破したのは3月末。
自分だけがいいと思った人のせいで、こんな事態になってしまいました。
感染源である中国は・・・
新型コロナの発生源であり感染源である中国はどんな対応をとったのか?
発生源になる武漢市の都市封鎖をしました。
厳格な移動制限で同省全体を国土から隔離しました。
この結果、感染爆発は局所的なものにとどめられましたが、初動の遅れや情報公開の不透明性に根強い批判がでました。
1月23日に武漢市民の市外への移動を禁止。
市内の公共交通機関も停止。
武漢市の社会・経済活動を徹底的に停止されました。
だからといって十分だったわけではありません。
医療崩壊が起き、治療を受けられず自宅で死亡する患者が続出。
感染者を収容する病院が崩壊して犠牲者もでました。
中国だけは発生源として、初動の遅さ、情報の不透明さが目立ちました。
中国の情報を信じたせいで、どんなに感染が拡大したのか、もっと早くに中国から海外への渡航を禁止していれば各国に感染が拡大しなかったのではと思います。
日本では・・・
日本は、よくお分かりのとおり、強制力はありません。
外出をしないでという「要請」でしかありません。
強制力がないので、大型イベントを行った団体もありました。
いくら東京・大阪で感染者が増大しているといっても出張にいって帰ってきて普通に出勤してくる人がいます。
ちょっと前にネットで出回っていた、「緊急事態宣言をしたら安倍総理の独裁政治になる」なんていうものはうそです。
「緊急事態宣言」を出すにしても、基本的対処方針等諮問委員会という感染症専門家や弁護士の集まりで議論をして承認を得ないとできません。
総理が独断で発令するものではないんです。
まどわされないでください。
そして、日本全域ではなく、期間と区域を明示して発令します。
明示された都道府県知事に権限がわたりますが、強制力はありません。
「全国的かつ急速なまん延により国民生活、国民経済に甚大な影響を及ぼす恐れがある」などの二つが要件となり、都道府県知事は外出自粛の陽性は施設使用、イベントの中止の要請・指示が出せるとしています。
海外で大変な騒ぎになっているから、日本もそうなる!!というわけではないのです。
まとめ
海外の緊急事態宣言にくらべると日本の緊急事態宣言ってなんの意味があるんでしょうかね。
強制力がない、ただの要請だったらいうことを聞かない連中が一定数います。
その人たちが症状のないまま陽性反応でウイルスをまきちらす結果になります。
東京にいた人が、感染拡大しているからと地元の地方に避難するということが考えられます。
実際に東京から地方に帰ってきて、症状がでた若者がいます。
そういう人たちが地方の高齢者にウイルスをまき散らす結果になります。
感染拡大している地域の住民は、県外に出るのはやめてほしい。
要請しかできませんが、自分が症状なしで感染しているとして、ほかの人に感染させないためにいまは我慢しましょう。