閉鎖病棟とは?精神科への入院

牢獄

閉鎖病棟って知っていますか?
病気で入院すると、病室でベットに寝ます。
タオルなどの日用品を置いたりします。
閉鎖病棟は普通の病室と違うんです。

閉鎖病棟とは

閉鎖病棟とは、文字の通り閉鎖している病棟で、精神科の入院患者がいます。
普通の病棟とは違います。
ナースステーションからエレベーターや階段に続く道が大きな扉で封鎖されています。
看護師や医者はその扉の鍵をもって、出入りするときは鍵を開け閉めします。
患者が勝手に外にでないための安全策です。

閉鎖病棟の病室は

精神科の患者といっても軽中重さまざまな症状があります。
問題行動の起こさない軽度の場合は、普通の病棟(開放病棟)のこともあります。
多部屋、個室があります。
個室にも鍵がかけられていて、そこから外に出られないようにされています。
(鍵がかかっていない個室の人もいます。)

一番重症度の患者は、見た目牢屋みたいな病室に入れられていつこともあります。
病室のとびらはまるで倉庫のようで、とても病室には見えません。
(病院によってちがうのかもしれませんが、わたしが見たのは倉庫のようなとびらでした。)
扉をあけると、牢屋みたいな鉄格子のこともあれば、大きな壁があり、小さな窓もあって、窓から食事や薬の受け渡しをするようです。
鉄格子のなかは、ベッドとトイレがあるだけです。
中に入るのは、暴れたり自傷行為をする恐れがあったり、緊急で入院してきたりと理由はさまざまです。
いきなり精神病だからと閉鎖個室にいれられることはないと思います。

閉鎖病棟に入院するときの注意

うつ病や統合失調症など、精神病の症状が重く入院をしなければならなくなったときに注意することがあります。
スマホや携帯電話の持ち込みは禁止のことが多いです。
(外との連絡ができないようにします。病棟内の公衆電話から電話をかけることができます。そうなるとテレホンカードか小銭がほしいですね。)

男性の場合、ひげをそる剃刀類は持ち込み禁止です。
はさみやカッターなども同じです。
電動剃刀やドライヤーはナースステーションに預けないといけないかもしれません。
人を傷つけたり自分を傷つけたりできるものは基本持ち込めません。

衣服などを入れる袋、ビニール袋持ち込み禁止です。
紙袋にいれてきてくださいと言われます。
パーカーのひも、ズボンのひももあると持ち込めないので、なるべくとておきましょう。

閉鎖病棟へは保護者(配偶者や親などの親族)でないと入れないし、病状によってはお見舞いに来ない場合も多いので、衣服の洗濯は病棟内のコインランドリーで行います。
乾燥機もありますが、デイルームの外などに洗濯ものを干す場所があるので、乾燥機はなるべく使わないようにしていました。
入院期間が最低でも1カ月ということを考えたら、それだけ小銭がおおくいります。
もし、緊急で入院してきた場合や一人暮らしの場合、入院中にATMにいくことができませんので予め小銭をもっておいたほうがいいでしょう。

閉鎖病棟での楽しみはひとつ

閉鎖病棟では何もすることがないので楽しみがありません。
テレビは個別においてないので、デイルームで見るひつようがあります。
何人かいるとチャンネル争いになりかねませんので、だれもいないときにテレビをつけました。
しかし、患者の中には人がテレビを見ているのに勝手にリモコンでチャンネルを変えて、勝手にテレビの電源を切る人がいます。
何度もやられると腹が立ちますが、相手は精神病の患者。(自分もですが)
文句をいったところでわかってはもらえません。
(一人でしゃべっていて、ひとりごとではなく誰かと話しているようなしゃべりだったので、幻覚や幻聴の症状がある人なのかなと)
相手にするだけむだなので、テレビではなく漫画をみるようにしました。
一番の楽しみが食事。
人によっては点滴のみの人もいるので、暖かい食事がでるのはありがたいことです。
食べる量をチェックされますが、食事の後に薬を飲んで安政が必要な人がいました。
また、食べる時間をカウントされる人もいました。
精神病といっても症状がさまざまです。

閉鎖病棟からの退院のきっかけ

閉鎖病棟にはいるときに、どのくらいの期間入院を予定しているか書面で確認します。
患者と保護者のサインをして、入院が決定します。
退院のタイミングは精神科の院長(科長、部長など呼び方はありますが、精神科のトップの人です)の許可と保護者の希望です。
いくら精神科のトップが退院許可をだしても、保護者が拒否すれば入院を続けるしかありません。
受け入れ先があれば退院できるということですね。

受け入れ先がない、という問題で精神科患者は長期間の入院を余儀なくされています。
特に暴力をふるう患者は保護者もまいった状態なので受け入れがたいのでしょう。
薬で行動を抑えることができたとしても、トラウマとして残ってしまうのでしょう。

まとめ

閉鎖病棟は結構不自由で、食事を待っているだけの生活になりがちです。
自分で動こうと思わなければ、医者から注意を受けるだけでずっと寝ててもいいわけですから。
特に治療のために何かをしたわけではなく、薬を飲むだけでした。
病棟で友達ができたかといえば、なんかお互いに疎遠になってしまいます。
やっぱり精神病ですから。
最初親しげに話をしてくれた人が、いきなり豹変して叫びだしたり泣きだしたり。
旦那さんが面会に来たら「わたしをこんなところに入れてーー!!」と泣き叫ぶ声が聞こえたり。
患者からすれば、はたして入院でよかったのか。自宅療養ではだめなのか、自宅で療養しているほうが閉鎖病棟にいるよりずっと心が安心できて治療ができるのではないかと疑問に思いました。
結局他の患者さんとは一切話をせずに1カ月で退院しました。
なるべくなら閉鎖病棟にはもう入りたくないですね。