ドラマなどで契約結婚が話題となっています。
契約結婚の意味と契約内容・作成の仕方について解説していきます。
契約結婚の意味とは、
あらかじめ、
夫婦で結婚生活の内容や約束事を
決めた結婚のことをいいます。
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」が高視聴率でスタートしましたが、このドラマも雇用関係の契約を条件に結婚しています。
結婚する前に条件を決めます。
結婚後では、無効になりますので慎重に契約書を交わしてください。
内容は一緒に決めていきます。
法に触れないものであれば、契約書に盛り込めます。
契約書の種類
- 覚え書き
二人で話し合ったことを箇条書きにし、日付、それぞれの署名捺印をすれば、完成です。
法的効果はありません。
正式な書類
⒉契約書、誓約書などと呼ばれるものがこれにあたります。
法律の書式に基づいて作成し、日付、それぞれの署名捺印をすれば、完成です。
① おふたりで署名するもの
② おふたりで署名した上で、公証役場で各種「認証※」手続きまでするもの
※私署証書認証、宣誓認証などがあります。
公正証書
⒊公正役場の公証人が作成する書類で、強い法的効力が期待できます。
もっとも、現時点で正式な制度ではないので、専門家におまかせになる方が無難だと思います。
法的には「公文書」にあたります。
内容について、
①違法性がないか、
②公序良俗に反しないか、精査されます。
婚前契約書が法的に整備されない限り、おすすめしません。
今回の結婚契約書は、『正式な書類』にあたり、法律の書式に基づき作成する書類です。
結婚契約書の作成のしかた
契約書の文頭の定型分を書く。
作り方ページの文例を参考に、ふたりの結婚にあった契約書の文面を書く。
書けたら、通し番号「第1条」「第2条」..をふる。
契約書の文末に、日付、それぞれの署名(住所・氏名)、捺印欄を作る。
契約書の文章全体を、ふたりで確認する。
プリントアウトする。または、手書きの場合は清書する
それぞれが署名(住所氏名)を手書きし、捺印をする。
ファイルなどにいれ、大切に保存する。
約束を守れなかった時は罰則を決められます。
約束が守られなかったこと(契約不履行、債務不履行)による罰金(損害賠償)を、決める方もいます。
離婚
慰謝料や養育費などは、現実味がないので大まかに決めておきましょう。
財産分与・年金分割等など盛込みましょう。
きちんと話し合うことが大切です。
お互いのことを考えて二人だけの契約書を作成してください。
行政書士などの専門家に相談することも可能です。