大腸内視鏡検査の前にかならず飲む、ニフレック2Lですが
なかなか飲み切れるものではありません。
飲みきれない場合はどうなるのでしょうか。
また、飲み切らないで腸内をきれいにする方法はないのでしょうか?
ニフレックの飲み方
ニフレックは大腸内視鏡検査が決まれば、他の内服薬と一緒に処方されます。
飲む前、前夜に水に溶かしておきます。
冷蔵庫に入れてキンキンに冷やしておくと飲みやすいですよ。
幅広く使える簡易型冷蔵庫があると便利です。
トイレとリビングが離れていてトイレに間に合わないかも、という不安を解消するために、トイレに近い部屋に待機してニフレックを飲むほうがいいです。
けっこう下着を汚します。
ニフレックを当日に飲む方法
ニフレックは最初に30分で500ml飲んで、体に異常がなければ1時間に1Lの割合で飲んでいきます。
この体に異常がない、つまりニフレックを飲むと吐き気や体の震え、寒気などが起こります。
もしそうなったら飲むのは中止して病院に連絡してください。
しかし、たいてい「そのまま続けてください」っていわれます。
(だけど、一応異常がみられたらすぐに病院の看護師さんに連絡してくださいね)
ニフレックで排便がない場合
ニフレックを飲んで1時間たって、最初の排便がありますが、なくても飲み続けて大丈夫だと思います。
しかし、おなかが痛い、吐き気があるなどの異常がありましたら、病院に連絡して指示をあおってください。
もともと便秘気味の人は、ニフレックを飲んだことで腸閉塞を起こし、腸が破裂することもあるそうです。
排便がなかなかない場合は、運動するなどして腸煽動を促しましょう。
ニフレックだけ飲むのではなく、ちょくちょく水分もとりましょう。
ニフレックは腸の中で吸収はしませんので、脱水症状が出てしまったら大変です。
お水、お茶、スポーツドリンクを事前に買っておきましょう。
ニフレックを飲む途中で買いに行くのは危険です。
ニフレックを飲んでいるときは、急に具合が悪くなることも考慮して、なるべく外出しない、すぐ連絡が取れるようにスマホを持っておくなどしておきましょう。
ニフレックを飲んだら吐いた
ニフレックはなかなか飲みにくいものです。
わたしはいつも後300mlというところではいてしまいます。
一度吐くと、体がニフレックの飲むことを拒否してしまって最後の量が飲めなくなります。
ニフレックをキンキンに冷やす、飴を口に入れて飲む、ストローを使って飲む、ということを行うと、口の中にニフレックの苦味が広がらないので比較的のみ安くなります。
やってみてください。
もし、ぜんぜん飲めない場合は病院に相談してください。
ニフレックはすこしスポーツドリンクに似ています。
なので、ニフレックで苦労するとスポーツドリンクが飲めなくなる人もいます。
ニフレックが全部飲めなくてもいい場合
ニフレックは全部飲んでくださいといわれますが、わたしのように300ml残した状態でも大丈夫な場合があります。
大腸内視鏡検査を受けると決まったときに便の状態の写真の紙をもらったと思います。
いまの便の色が、一番きれいな便の状態であれば検査はOKなのです。
薄い黄色の水がでる、透明な水がでる、中にカスがない状態の便。
カスがなければ十分検査は可能です。
ニフレック以外に水を飲むのもいいですし、前日は消化のよいおかゆやうどんだけですごすというのもカスがほとんどでないのでいいですね。
大腸内視鏡用の食事が出されない病院もあります。
そんなときは普通にネットで変えますので参考にしてください。
ニフレックが苦手という人に
病院によってはニフレックのように液体の溶剤じゃなくて、錠剤(ちょっと大きめですが)と水を200~300mlと一緒に飲むというところがあります。
検査する病院にニフレックが苦手だから違うのがいいと交渉してみるものいいでしょう。
もしニフレックしかなかったら別の病院で聞いてみたらいいと思います。
ニフレックは苦い、飲みにくいという固定概念があるがために、初めてニフレックを飲む人は飲めないと最初から思っているだけなのかもしれません。
ニフレックはポカリの砂糖がないバージョンだと思って飲んでみてはどうでしょうか?
まぁ、覚悟して飲んでもちょっとうえっとなる味ではありますが。
大きいカンロ飴は何時間も口の中に残るので、ニフレックの2時間には最適な飴です。
まとめ
わたしはニフレックをカンロ飴とストロー作戦で飲めるようになったのが去年です。
それまでは最後の1カップが飲めなくて悩んでいました。
コップにそそぐたびにニフレックの袋を振って中を均一にしておくのは重要です。
最初は飲めても、最後になってくると濃度が濃くなって飲めないことがおおいです。
だいたいの人が大腸内視鏡は1回きりとか、次回は数年後やいつするかわからないといったものなので、大腸がんになった、ポリープが見つかったなど、数年後とに大腸内視鏡検査を受けなければ行けない状態で泣ければ、カンロ飴とストロー作戦でがんばって乗り切ってください。
検査よりニフレックを飲むほうがつらいといわれていますが、わたしはもう6回も受けているので、ニフレックより内視鏡検査の痛みのほうがつらいです。
わたしみたいにならないように、普段の食生活と排便に気をつけましょうね。