DVシェルターというのは、DVを受けている妻とその子供たちを一時的に保護する施設です。
公的DVシェルターと民間シェルターにわかれています。
DVにも種類がある
DVは暴力を振るう身体的なDVを思い浮かぶ人もおおいですが、精神的なDVというのもあります。
暴力というのは精神的なDVにも含まれます。
身体的DVでは体に傷がのこったりしますが、精神的DVでは心に傷がのこり、一生被害者を苦しめるものですので、精神的なDVは身体的DVより重いと考えられます。
どうすればDVシェルターに入れるのか
DVを受けて限界だと思われたら、配偶者暴力支援センター、女性センター、女性サポートセンター、警察などの公的機関に相談してください。
赤ちゃんがいる人は、1歳半検診や3歳児検診のときに、保険師さんに相談するのもありです。
ただ、相談員が施設で保護が必要ないと判断したら入れません。
DVシェルターへの滞在期間は?
DVシェルターの滞在期間は原則2週間です。
延長することもできます。数ヶ月も滞在している人もいるようです。
その後は自立する場合は公営住宅への入居を案内する場合もあるようです。
DVシェルターの存在は極秘
DVシェルターはDV被害にあった人が駆け込む施設です。
その場所は関係者か利用者しかしりません。
まったく関係のない人には、外から見てここがDVシェルターだとわからないようになっています。
加害者が被害者を連れ戻しにくることが十分考えられます。
そのために普段はDVシェルターだとわからないようになっています。
DVシェルターに入所するために必要なもの
生活するのに最低限必要なものでも大丈夫です。
中には着の身着のまま逃げてくる人もいます。
日用品は用意されている場合があります。
家電製品も施設に用意されています。
公的DVシェルターと民間シェルターの違い
公的シェルターは都道府県、市区町村、警察などの公的機関のシェルターです。
利用は基本無料です。
入所する前に相談員がつき、今後の生活をどうするかサポートします。
民間のDVシェルターは、NPO法人や社会福祉法人などが運営しているシェルターです。
公的DVシェルターと違って長期間滞在が可能です。
しかし、利用料がかかることがあります。
家賃分などで1日1000円~かかるところが多いです。
公的シェルターは、外部との連絡をとられるのを嫌がりますから、一切連絡はできません。
入所の際にお金も携帯もとられます。
入所すると外に出られないなど不自由な暮らしになります。
民間シェルターの場合は自由がききます。
施設ごとに違いがありますが、買い物も電話も自由にできることがあります。
ただ、シェルターの場所を人に教えるのは制限されます。
夫に連絡するのは制限されます。
DVといっても法的に夫婦として認められる場合は公的DVシェルターが使えますが、事実婚や付き合っている段階でのDVでは公的シェルターが使えない場合があります。
そのときは民間DVシェルターになります。
どこにDVシェルターはあるの?
公的DVシェルターは各市区町村に1つはありますから、市役所の相談窓口にいけば紹介してもらえます。
民間シェルターは多くあります。
コンビニに名刺サイズの広告がおいていることがあります。
よく見るといろいろなところが相談窓口になっています。
まとめ
シェルターに入いることになったらとんとん拍子で話がすすんでいくようで、最初戸惑う人も多いですが、DVを受けている今を逃げて、その後の楽しい生活をイメージしてみましょう。
自分の人生ですから、自分で楽しい生活を作って生きましょう。
シェルターに避難したら、パートナーから接触があります。
接触してしまうといままでの情がわき、やっぱりやりなおそうと戻ってしまいます。
そうなったら援助する側も意味がなくなります。
自分の状況をよく考えて、パートナーの接触はやめましょう。