大腸内視鏡検査の前に飲む「ニフレック」。
甘みがないので初めて飲む人の中には吐いてしまうこともあります。
でも検査するためには全部飲み切らないといけないので、ても辛いです。
ニフレックとは?
大腸の中を綺麗にする腸内洗浄の薬です。
体内で吸収されませんので、飲むと腸内のごみの排出を手伝います。
2Lを2時間かけて飲みます。
一気の飲まないで、ゆっくり2時間かけて飲んでいかなければなりません。
味は不味くて慣れないとなかなか飲みきれません。
途中で体が受け付けなくなったり、吐いてしまったりと体調を崩してしまいます。
ニフレック以外の薬
ニフレックは当日飲みますが、検査前夜にピンク色の下剤が出されます。
それでなるべく便を出してしまえば、ニフレックが2L飲めなくても、腸の中は綺麗になりそうです。
ニフレックは液体ですが、体内に吸収しませんので時々お茶やスポーツドリンクを飲んで水分をとりましょう。
水分で腸内の洗浄を助ける役割もあります。
ニフレックは口の中に広がると飲みにくい
水分を取ると、口の中に水分が広がります。
水分が口に広がるとその水分の味が感じられます。
ニフレックは味がものすごくまずいので、飲むときには口の中に広がらないように注意します。
役に立つのが「ストロー」。
ストローを口の奥にもっていき、なるべく吸ったらすぐに喉に押し込んで飲み込みます。
この方法で味を感じず飲むことができます。
ただ、入院中にニフレックを飲まなければいけないとき、すぐにストローが用意できないのがつらいところです。
携帯して洗って何度も使えるストローがあります。折りたたみ式。
ニフレックに味をつける
ニフレックが不味いのだったら甘い味をつけて飲めば・・・。
ニフレックに直接砂糖などをいれることはできませんが、飴を舐めながらは大丈夫です。
口の中に飴の甘い味を拡がらせておいてニフレックを飲むと、ニフレックの不味さをあまり感じなくなります。
おすすめはおおきい粒のカンロ飴です。また氷砂糖もおすすめです。
ニフレックを飲む前に冷やす
ニフレックが処方されるのが前日までの受診なので、前日夜に溶かしておいて、冷蔵庫でしっかり冷やしておきます。
冷やすと味覚が痺れて味を感じなくなるそうです。
飲むときはコップにそそいで。あまったニフレックはつねに冷蔵庫にいれておいたら、いつでもキンキンに冷えています。
ニフレックをぬるくしない努力をすると、冷えて味がわからない状態で飲むことができます。
これが病院内で飲む場合は適応できません。
あきらめてストロー作戦と飴玉作戦に切り替えましょう。
ニフレックの正しい飲み方
ニフレックは苦いからと、一気に飲んでしまうことがありますが、そうなると腸内がきれいになる前に飲みきってしまいます。
1時間に1リットルづつ、最初の30分は500mlを飲んでみて様子をみながら追加していきましょう。
時間を見て、1リットルのんだ時点で1時間たっていない場合は、休憩しましょう。
休憩のときは御茶やスポーツドリンク、水を飲むといいですね。
水分は多めにとると、膀胱だけでなく腸内も水がいってしっかり腸内がきれいになります。
また、ニフレックしか飲んでないと水分不足になりますから、ニフレックを飲んでいるときは、水分摂取に気をつけましょう。
ニフレックを飲んでいるときは、じっとしなくて適度に歩いてみましょう。
便秘気味の人は特に、運動もしたほうがいいです。
腸が動いて排便をうながし、ニフレックが腸内をきれいにしてくれます。
ニフレックをのんでても排便がない場合(最初の1時間ではでないこともあります)は、運動をしてみたらいいですね。
まとめ ニフレックで吐いてしまう
一度吐き出してしまうと、体が拒否反応をおこして飲めなくなってしまいます。
飴玉作戦やストロー作戦、冷えひえ作戦がまったくきかない人は、医者に相談しましょう。
浣腸のみでいける場合もあるようですし、腸内洗浄が錠剤のところもあります。
大切な検査とはいえ、検査よりもニフレックを飲むほうがきついのではないかと思います。
バリウムもいっしょですね。
ニフレックの飲みにくさを改善してほしいですね。
病院によっては、液体のニフレックでなく錠剤タイプの腸内洗浄をつかうところもあります。
また内視鏡が痛くてつらいという人は麻酔で眠らせて検査を行うところもあります。
人からきいたり、直接病院に電話をしてどういう検査の仕方をしているのか聞いてみるものいいですね。
大腸内視鏡検査はつらい検査ですが、大切な検査なので、楽にうけたいものです。