発語の少ない子とのコミュニケーションはどうすればいいのか

発語が少ない

発達障害があったり、難聴で発語が少ない子供がいます。
筆者の子もそうです。
そういう子供とのコミュニケーションはどうすればいいのでしょうか

発語が少ない理由

発達障害の場合、発語が遅い子もいます。
また、難聴のある子は音が聞こえる範囲が限定されるため発語がない子もいます。
「が行やざ行」が聞こえていても「さ行やた行」が聞こえなかったりすると、他人が聞いてわかりにくい発語になってしまいます。

発語の代わりになるもの

成長途中の早い段階で発語が遅いとわかれば、手話を覚えさせることがとても有効です。
また、発語がない時期の赤ちゃんにベビーサインを覚えさせる場合もありますが、ベビーサインを取り入れるのもとてもよいことです。
発語以外で自分の意思を表現できる手段があればいいのです。

大きくなったら絵カード

乳幼児から幼児、小学生になることには絵カードを使うことで発語をカバーできます。
絵カードだと手話やベビーサインを知らない人にもわかりやすいです。
デメリットは絵カードを常にもっていないといけないことと、絵カードを用意しないといけないことです。
しかし、絵カードは総合支援学校ではとりいれています。
一日のスケジュールも絵カードで確認しているので、絵カードを作って使用することは、将来的にもいいことです。

スマホのアプリにも絵カード

イラストで描くよりスマホで写真をとるほうが本人もわかりやすいです。
有料ですがスマホのアプリに絵カードがあります。
いつもいくスーパーや学校や病院などを写真にとって登録しておくと、子供もわかりやすくていいですね。

発語がないと意思が伝わらない

発語がないと、本人の意思がなかなか第三者に伝わりません。
それが子供のうちならまだ「かわいい」ですませられます。
しかし、青年から大人になってきたらどうでしょうか。
トイレにいきたいのにトイレがわからないとき、その場にいた人に股間を抑えて訴えたとしたらどうでしょう。
そのこの親にしたらトイレにいきたいという意思表示というのがわかりますが、第三者にすればいいおとなが股間を抑えてもじもじしているって、最悪警察に通報されてしまうかもしれません。
その人が発語ができないって見た目わかりませんですからね。
なので、絵カードがあれば第三者でもわかりやすいですね。
しかし、中には意地の悪いひともいて、絵カードを見せても目をそらしたりそのばを去ってしまう人もいます。
それを回避するためには、普段から親と一緒に行って、一人でいったときにどこになにがあるかわかっている状態で、店員さんもどういう人間かわかっているようにするしかありません。

発語が少ない

まとめ

難聴の子で発語がない場合は手話を使っています。
しかし、通う小学校がすべて手話を教えてくれるわけではありません。
昔のようにろうあ学校盲あ学校とわかれていません。
総合支援学校になりました。
聴覚障害の教育専門の先生がいる支援学校に通えたらいいのですが、そうでないときは手話を覚えるのは個人の努力しかありません。
一般社会では手話を使えて理解できる人は少ないです。
ということは、絵カードを使うほうが第三者にわかりやすいということになります。
絵カードは規格がないので、わかりやすいように自由につくることができます。
ふだんから絵カードを持ち歩く習慣をつけておきましょう。