給与が遅れて辞めたら自己退職なのか会社都合なのか

給与が遅れて支払われたらたまらないですよね。
特に25日支給でカードの引き落としや銀行口座引き落としが27日だと、給与が遅れて支払われると支払いができません。
そんなヤバい会社なんて辞めてやるわ!!

失業保険での申請

ようやく給与が遅れるようなヤバい会社を退職しました。
もちろん雇用保険に入っていたのだから失業保険をもらうことができます。
書類をもってハローワークにいきます。
そこで、会社を辞めた理由について聞かれます。
そこでは正直に「給与が遅れて支払われたからです」と言ってください。

退職理由が自己だと

じつは、退職理由が「自己退社」だと3カ月間保険がおりません。
自分から退職を選択したのだから、生活に困らないように蓄えてるでしょといいたいのでしょう。
3ヶ月間は就職活動をして再就職をしたとしても、失業保険がおりることがありません。
とくに生活に困っている場合でないのなら、3ヶ月間なにもせずに待っているほうがいいのです。

給与が遅れたというのは

「給与が遅れた」というのは、雇用されている側は何もできません。
会社の都合です。
なので、給与が遅れるを理由に退職するのは「会社都合」とされます。
しかしながら、会社側が記入する雇用保険の退職理由は「自己都合」にしています。
ハローワークで会社側は「自己都合」にしてるけど、「給与が遅れた会社都合」としてもらいましょう。
給与が遅れた事実が2度あるとハローワーク側で「会社都合」に変更します。
給与が遅れた事実は、ハローワーク側が元勤めていた会社に電話して確認します。

会社都合での退職になると失業保険は

自己都合の退職だと3カ月間失業保険は支給されませんが、会社都合だとすぐに支給対象になります。
申請して1週間は支払われないのですが、1週間がすぎると失業保険支給の対象になります。
これはとてもありがたいですね。
もし失業保険の支給額がある程度残った状態で再就職をすると、いくらか再就職手当として支給される場合があります。
いろいろな条件があるので、失業保険の支給中に再就職する場合は、残りの失業保険がもらえるようにしましょう。

まとめ

20年くらい前は、景気が悪く給与の支払いが遅れるということがありました。
その会社内で、事務員はお金を生み出すわけではないからと事務員のみ給与が遅らせるということがありました。
さすがに給与が遅れて支払われるというのは問題です。
1度給与が遅れただけでは、「たまたま」ともとれますが、2度もあると信用ができません。
たぶんそれなので2度給与の支払いが遅れての退職は「会社都合」になるのだと思います。
いまはそんな会社がないことを祈ります。