同人誌即売会を主催してみた過去の経験

ヲタが集まる同人誌即売会。
同人イベントともいいますが、じつは2十数年前に地元で主催したことがあります。
イベントを主催してみたい人に、どうやって企画をたてたかを書いていきます。

他の同人誌即売会に参加してみる

基本は他の同人誌即売会に参加してみて、当日の運営の仕方などを参考にすることです。
お客として、同人サークルとしても参加します。
そうでないとどちらの目線でどういう動きをするか、こういうことがあったらいいとかわるいとかが、お客・サークルで違うからです。
大きな同人誌即売会より、小さな同人誌即売会にいって参考にするのがよいです。
大きいところだと会社が主催しているので、かなり大規模です。
小さいところだと、少人数で運営しているのでとても参考になります。

会場はどうするか

同人誌即売会をしようとおもったら会場が必要です。
一番いいのが市が管理している施設。
営業目的なのでサイトでかかれている料金の3倍はかかります。
それでも1日借りて1万円くらいだったりします。
どれだけのサークルが入れるのか、どれだけの人が集まるのか、会場までの足は、など考えて会場を決めます。
無人でも駅に近いところがいいですね。
また、遠方のサークルさんがこられないけど販売は行えるように。委託販売も募集するとよいでしょう。
管理が大変ですが、委託販売はちょい有名サークルさんに参加しれもらえれば注目の的になり、来場者も増えるでしょう。
過去に同人誌即売会が開催された会場なら借りやすいです。

開催日を決める

開催日は近所で大きな同人誌即売会があると来場者もサークルもそちらにながれます。
また、テスト期間もさけましょう。
同人誌即売会に参加するお客もサークルも学生の場合が多いです。
連休の半ばで日曜日なら特にいいですね。

イラストのオークションも

もう2十数年前に主催したときは、1時間かけてイラストのオークションを壇上でおこないました。
事前にイラストを募集し、希望額を書いてもらいました。
来場されたお客様がイラストを競り落とします。
万円までいくと司会するこちら側が心配するほどでした。
綺麗なイラストは結構な額で落とされました。
運営側とお客様と一緒になって楽しめる企画だったと思います。

会場には無料のドリンク

現在ではもうできませんが、当時は大きいペットボトルのジュースをおいて、自由に飲める無料ドリンクバーを接地していました。
紙コップをおいているので、だれでも自由に飲めるようにしていました。
いまではペットボトルに何かされる疑いがあるので、そういうことはできません。

スタッフはボランティアで募集

サークル募集とともにスタッフも同時に募集をしました。
ボランティアで手伝い料はでませんが、弁当と飲み物を提供しました。
「同人誌即売会のスタッフをやってみたい人」と対象に、上記の条件で良い人(学生さんですが)数名応募がありお願いしました。
みんな同人誌即売会が好きで、スタッフ経験してみたいって思っていた人たちなので、大きな混乱も文句などもありませんでした。

募集はチラシやラジオで宣伝

サークル募集などは、大きな同人誌即売会に参加したときにチラシをおかせてもらいました。
チラシはモノクロでA4サイズが一般的です。
安くすませるようにしました。
地元のラジオで、ヲタ系の番組がありイベント関係の告知コーナーにはがきを出して宣伝してもらいました。
これは無料で宣伝してくれるし、県内の同人関係者は必ず聞くラジオ番組だったので効果はてきめんでした。
また、近場に住んでいるサークルさんには郵送でチラシを送りました。

親にも手伝ってもらう

一番心強かったのは自分の親です。
弁当は親せきのお店でお店から会場までは親に運んでもらいました。
ジュース類もたりなくなったら親が買ってきて補充していました。
会場に来てもらってサポートもしてもらいました。(親は同人誌を知らない)
今思うと、当時手伝ってくれたスタッフがあっての親があっての同人誌即売会だったのだなと感謝の気持ちでいっぱいです。

イベント主催はとても大きな経験

ずいぶん昔の話でいま開催するとなったらとても大変なことだと思います。
しかし、当時学生で一人で企画して実行し、結果を残したことはとてもよい経験になりました。
全部うまくいったわけでもありません。
当時お世話になった印刷所はつぶれてしまいました。
赤字黒字でいうなら、ちょっと赤字です。
ジュースを無料でくばらなければ黒字でしたね。
でも、開催当時が夏でしたので、ジュース無料は大変よろこばれました。
もう一度したいかといえば、エチ気的に開催したかった気持ちと、もういいやという気持ちが半々です。
2回ほど開催しましたが、就職で家を離れたために同人をやめました。
地元にのこっていたらまだ続けてもよかったですね。
「コレをやってみたいな」とおもったら、やってみるのもひとつの手ですね。
でもああなったらいやだしこうなってもいやだし、なんてリスクばかり考えずに、実行してみてだめならあきらめる、いけそうなら突っ走るでもいいかと。
わたしはたしょうトラブルはありましたが、主催してよかったと思います。