フリマアプリの普及で、委託販売やイベントに出店して販売するたけでなく、インターネットで広くハンドメイド作品が販売できる時代になりました。
TV番組でも紹介されたハンドメイド品は高い?原価は?という疑問に、実際にハンドメイドをしているわたしが思っていることを書いていきます。
目次
ハンドメイドは趣味?
ハンドメイド品を作る人は主婦の人が多いですが、だいたいが趣味で作っていてそれが本格的になって販売するような形になったのだと思います。
プロ並みの作品もあれば、素人のような作品もあるのがハンドメイドです。
最近では、材料が100円均一でも買えるようになりました。
素材が簡単に手に入りやすくなったことで、だれもが作りやすくなりました。
ハンドメイド品の原価は?
ハンドメイド品の原価はいくらなのでしょうか。
一つの作品に使われた素材を計算すると、安くても数百円程度です。
今では100円均一でそろいますが、原価を下げようとおもったら、専門店やネット通販で大量に購入するほうがいいです。
500円で販売しているピアスですが、原価は200円程度です。
では200円で販売シロというのは暴論です。
ハンドメイド品の利益
ハンドメイド品の利益って、安く売っている人はほとんどないのではないのでしょうか。
利益を取ろうとおもったら、ピアス1ペアで1000円くらいはいるでしょう。
原価以外に、その作品を作るようになったのにかかった時間や、デザインを考えた時間などを含めると、どのくらいになるのでしょうか。
また、販売するにあたってフリマやマルシェに参加する出店料やそこにいくまでの交通費、ハンドメイド品を飾る物などを考えると、それもハンドメイド品の値段にいれておかないといけません。
それを考えると、利益を多くとっていても手元に残らないのではと思います。
フリマアプリで販売するデメリット
フリマアプリをつかうと簡単に日本中の人にハンドメイド作品をアピールすることができますが、デメリットもあります。
売れると手数料をフリマアプリ運営会社に払わなくてはいけません。(実際は手数料を引かれて売り込まれます)
販売価格はよく考えないと、送るのに梱包しないといけないので、その費用も販売価格にふくめておかないといけません。
ネット販売だと店舗より安く買えると思えますが、梱包料を考えるとそうでもないのです。
フリマアプリの販売メリット
フリマアプリを使うと、売れたときに手数料がとられます。
しかし、それを除けばメリットは大きいです。
フリマやマルシェに参加する手間を考えると、スマホをつかって簡単に出品することができます。
フリマやマルシェに行って飾るのもかなり手間です。
ネットで出品だと、自分で撮影ボックスを作って撮影すればいいですね。
いろいろコストを削減することができます。
梱包は、プチプチにくるんで封筒に入れて定形内郵便で送ると送料が安くすませることができます。
送料は販売価格と別に請求することで、こちらの負担をなくすことができます。
クリックポストを使うと指定の大きさや重さ以内であればいろんなものを送ることができます。
宅配便を無理に使う必要はありません。
ハンドメイド品を「高い」と思っている人へ
ハンドメイド品の中には、店舗で安く販売しているものと似ているものも存在します。
100円均一にもピアスが売っていますし、ストラップもあります。
それに比べたらハンドメイド品は高いかもしれません。
しかし、そのハンドメイド品を作るまでにどれだけの時間がかかって(構想から完成まで)作った人の作業工賃などを考えると、売っている人が提示している値段が妥当なのです。
値段は買う側が決めるのではなく、売る側が決めるのです。
材料費はこれだけでしょ?というは自分で作ったらいい。
作っている人は、それを作れるようになるまでにいろいろと研究をして、実際に何個も作っているのだから、できないことはないと思う。
ネット通販の配送料を、配達してくれてきた人に「営業所からここまでのガソリン代は●●●円だから送料もそれくらいにして」といっているのと同じである。
牛肉を買うときに、この牛1頭が●●万円でその●%だから、このトレイの肉は●●●円でしょ。
とスーパーのレジの人にいいますか?
つけられた値段の中には原価だけでなくいろんな費用も含まれているということですね。
TV番組で取り上げられたせいで、ハンドメイド品販売はもうかる、というイメージがついてしまいましたが、実際はそういう値切る人値段に納得しない人がいるため、儲かっている人なんて一握りです。
利益になっとくしないのであれば、「作家さん応援費」と思ってみてはどうでしょうか?
でもまぁ、そうやってケチをつける人は絶対にハンドメイド品なんて買わないでしょうね。