自分の息子や娘には関心がなかったのに、孫が生まれた途端にかわいがる。
そんなおじいちゃんも多いでしょう。
孫はかわいいですが、現在の社会では若い人は子供がいても働いています。
そんなときに頼るのがおじいちゃんおばあちゃんになります。
目次
昔は・・・
昔は母親は働いていなくて家にいました。
かといってつねに子供をみれる状態でもなく、おばあちゃんが孫の面倒をみて母親は家事に専念していました。
昭和の時代だと小学生でも学童にいっていたという人は少ないのではないのでしょうか?
家は3世代が住んでいて、家は常にだれかがいる状態だったと思います。
現在は・・・
核家族化がすすみ、少子化もあって昼間は家に誰もいない状態がほとんどです。
また、未就学時は保育園、小学生になると学童と子供がいたらどこかにあずけないといけない状態です。
兄弟がいない子供が多いので、家に帰ると親が帰ってくるまで一人という家庭もあります。
両親は二人とも働かないと経済的にも生活が苦しく、昔のように子供がたくさんいて母親は家事に専念、というわけにはいきません。
昔よりも子供に多くのお金がいるようになり、習い事や塾や学校のお金などを稼がないといけません。
多くのお金がいるのに、正社員であるお父さんの給料は、同じ年代で一昔前に比べるとだんぜん低いです。
ボーナスの額をおじいちゃんに聞いてみるものいいかもしれません。
税金は増税で、健康保険や年金の額なんて昔に比べたらとても高くなっています。
将来どんどんあがっていくことでしょう。
お父さんの仕事は昔ほど安定しておらず、リストラにあうこともあります。
また、心の病気になってしまったら大変です。
医療費も年々あがっていますし、これから負担額もふえていくでしょう。
かかりつけ医以外で受診をしたら加算されるという話もでています。
お金がないと治療も受けられなくなります。
(これは戦後すぐの状態とかわらないかもしれませんね)
若い人ほど生活に困っています。
孫疲れとは
いっしょには住んでいないが、長期休暇やなにかあるたびに帰省する。
そのときに金銭をもらったり食料や商品をもらう、ありがたい両親がいます。
しかし、最近では年金もどんどん減ってきています。
そんななか、子供も経済的に苦しいので、遠方から帰省したときには交通費をだしてあげる、そんな両親もいると思います。
子供が進学したときは、援助を求めませんか?
両親も高齢者になると、孫はかわいいが長い時間面倒をみるのは疲れます。
また、金銭的にも援助をしてあげたいが、両親は年金生活です。
60歳で定年退職をしても65歳までは年金をもらえません。
その5年間、退職金と貯金で生活をしています。
いざ年金がもらえても生活していくにたりない額です。
それなのに、孫には何かとお金をわたしている。
現在では「お盆玉」というプチ袋があるそうです。
お年玉だけでなくお盆にもお金をわたしているそうです。
また、帰省中はおばあちゃんが食事をつくっていませんか?
だいぶ体にがたがきています。
しかし、こちらも普段は仕事で疲れています。
せっかくのやすみはゆっくりしたいですね。
かといって外食は食費がかかりますし、高齢者の両親には味付けが濃すぎてしまいます。
高齢者の両親に頼るのはいいですが、両親が「孫疲れ」にならないように気をつかってあげましょう。
まとめ
なかなか難しい問題ですが、親だから当たり前という気持ちがないかよく考えましょう。
孫疲れで多いのが、孫の面倒をみることです。
甘いお菓子を食べさせないで、TVばかり見させないで、とか小言をいっていませんか?
いまの育児の方法は高齢者には通用しません。
両親も両親なりに一生懸命まごの面倒をみています。
もちろんあなたを育児していたころを思い出してです。
また、忘れていることもあります。
見てもらえるだけでもありがたいじゃないですか。
「ありがとう」という気持ちで両親と接してみましょう。