新宿でビルの8階から飛び降り、通行人の男性と接触してしまったという事件がありました。
飛び降りた女性は死亡、巻き添えを食らった男性は命に別条はないとのこと。
これがもし、通行人の男性が死亡したとしたらどうなるのでしょうか?
殺人罪は適応されるのか?
通行人を殺したのだから殺人罪でしょ。
という意見もあります。
しかし、飛び降り自殺をした人が通行人も一緒に道連れにしてやろうと思って飛び降りるのでしょうか。
もし飛び降りた人がその後生きていて、通行人も殺すつもりたったと証言をできるのなら故意に殺したとして、殺人罪で起訴されるでしょう。
しかし、飛び降りた人が通行人を巻き添えにするつもりはなかった、また飛び降りた人が死んでしまって真意がわからない場合は、傷害致死罪で起訴されるでしょう。
もちろん容疑者死亡のまま書類送検でしょう。
では巻き添えをくらった通行人への保障は?というと、飛び降りた人の遺族が保障してくれるのならいいですが、遺族がいない場合や保障を拒否された場合は、通行人の生命保険しかないでしょう。
日本では被害者となって怪我や死亡した場合の保障はありません。
それを考えると、生命保険や入院保障のある保険にはいっておくのがいいですね。
飛び降りる人の心境
巻き添えを食らった場合は、運が悪かった、という話ではすみません。
しかし、飛び降りた人の心境って・・・。
日本は先進国でも自殺率が高い国です。
日本人は勤勉さで世界から評価されてきましたが、現在の若者は心を病んでしまう人が多いです。
毎朝、体調がどうでも通勤電車にのって会社に行く、終業時間まで仕事をして必要なら残業して、家に帰ってご飯を食べて寝る。
を繰り返している日常です。
残業が多い仕事なら、家に帰ってすぐに寝てしまい、朝起きてすぐに出社という人もいると思います。
正常な判断ができなくなる人もでてくるでしょう。
毎日の苦痛からのがれるために、建物から飛び降りる、線路に飛び降りるという行為になってしまうのでしょう。
しかし、他人に迷惑をかけてはいけません。
それだけは頭にいれてほしいと思います。
自殺したいと思ったら
死にたい。
そう思う人を責めたりできません。
わたしも死にたいと思って自殺未遂をしたことがあります。
こんな世の中嫌だ!!生きているのが辛い!!
と死を選ぶこともありますし、ここでわたしが死んだらどうなるのだろうか?と今の苦しい生活を変えるために自殺を考えてしまうこともあります。
死にたいと思うってことは、なにかに苦痛を感じているということです。
その苦痛の原因を探りましょう。
探って、ではどうしたら苦痛にならないのか考えましょう。
仕事が苦痛なら、しばらく休む(心療内科で診断書を書いてもらえます)という選択もできます。(傷病手当がもらえるのなら、生活費にこまりません。)
また上司と話し、仕事の量を減らすとか、配置換えをしてもらうとか、ブラック企業で働いていたら無理かもしれませんがなんとかお願いしてみる。
無理なら仕事を辞めるという選択をしましょう。
なかなか、やめるという選択ができません。
しかし、自殺を考えるようになる仕事なら、辞めてしまった方がいいです。
心療内科で診断書を書いてもらって会社に提出し、病気が原因での退職にしてもらうとか、最後の手段で第三者を入れる(退職代行サービス)ということもできます。
人は生きてても死んでも他人に迷惑をかける
人は生きていても他人に迷惑をかけますし、死んでも他人に迷惑をかけます。
自殺なんて大勢の他人に迷惑をかけます。
建物から飛び降りた場合、その現場を見た人で精神的ショックを受けた人はどうなるのでしょうか?
飛び降りた人の遺体を処理した人は。
現場検証をした警察官は。
遺体を受け取り葬儀の手配をしたり、遺品を整理する遺族は。
どうせ他人に迷惑をかけるのなら、一生懸命生きてみませんか?
まとめ
飛び降り自殺で他人を巻き込む事件は過去にもあります。
最悪の場合は、巻き添えをくらった人がクッションとなって、飛び降りた人の方が生き残ってしまったということです。
自分が死にたいと思っておこしたことで他人を殺してしまった。
後悔しても遅いです。
一生罪を償っていかないといけません。
自殺したいと思う前に、現状をよい方向に動かしてみましょう。
自殺は絶対やめましょうね。